こんにちは。姉妹（1・3歳）の母・仙人主婦のもむらです。
イライラして家族や子供にひどい言葉を浴びせてしまうお母さん。
もしかしたらあなたの選んでいる食べ物がイライラさせている原因かもしれません。
ママたちと集まるとそんな話題で持ちきり。
「怒らない育児をしたい・・」悩みの根は深いようです。
私もかなり短気でよくイライラして娘や家族に当たったりしていましたが、原因は自分の中にあると思い、冷えとりや食生活を改善してきました。
あなたのイライラは、あなたの選んでいる食から来ているかもしれません！
食べ物には陰陽のバランスがある
陰陽とは宇宙にあるすべてのものを陰と陽の２つのカテゴリに分類するという考え方です。
からだが陰にかたよると冷えて、締まりがなくなり、やる気もなくなる。
陽に大きくかたよると、からだは硬く縮み、熱があり余って怒りっぽく、キレやすくなります。
つまり、精神を維持するには陰陽どちらにも偏らず中庸にバランスを保つことが大事です。
一番陰性が強い食べ物は、砂糖の入ったものや、バナナやマンゴーなど南国の果物など。これらには血管や内臓をゆるめて、からだを冷やす作用があります。
トマトやナスなどの夏野菜も陰性なので、暑い夏以外は体を冷やしてしまう食べ物です。
一番陽性が強い食べ物の代表選手は、肉や赤みの魚、卵などの動物性食品。
こどもに極陽性の肉や卵、魚類を食べさせるとバランスを欠いてしまいます。
陽性度があまりに高すぎると、落ち着かない、キレやすいなど、性格にも影響がでてきます。
陰陽バランスがガタガタな朝ごはん
朝ごはんに陰性の牛乳やジュースや生野菜、イーストのパン。
陽性の卵やハム、ソーセージを食べると陰陽がシーソーのように行ったり来たりしてからだがガタガタになります。
ステーキの後に白砂糖たっぷりスイーツなんていう組み合わせは最悪ですよね。
たまにならいいと思いますが、毎日精神がシーソーのようにガタガタしていれば、そりゃあイライラもすると思います。
あなたをイライラさせる食べ物の組み合わせ
マクロビオティックには陰陽表というものがあります。
陰陽を分ける性質にはいろいろありますが、大きな決め手となるのは食べものに含まれるナトリウムとカリウムの割合です。
この表の下にある「避けた方がいい陰性・陽性の食べ物」にあるものの組み合わせは・・陰陽のシーソーがガッタンガッタンになる組み合わせですね。
化学調味料や添加物たっぷりのお菓子と、お肉、コーラなどのジャンクな組み合わせなど。
でも、そうは言っても大人は付き合いの場や出掛けた先などでどうしても食べなければいけない場面もあると思います。
そういう時は食べ合わせを工夫して、毒消しをするといいですね。
肉の食べ方
- ３倍以上の葉物や大根、じゃがいもと一緒に食べる
- 揚げ物は必ずレモン汁をかけて
- 牛肉にはブロッコリー、じゃがいも、ピーマンを付け合わせる
- 鶏肉にはしいたけ、ねぎ、こしょう、にんにくなどのスパイス類をつけ合わせる
- 豚肉にはしょうがをつけ合わせる
- 体温が高い鶏（40℃）にはもっとも陰性な付け合わせを
- 動物性たんぱく質と砂糖はガン体質をつくりやすい
魚の食べ方
- たっぷりの野菜や海藻を食べ合わせる
- 沿岸沿いの魚が小さい陽性なら、遠くに住む魚は大きい陽性。それに合わせてスパイスを組み合わせる
- 磯魚にはみょうがを合わせる
- 海岸に近いところでとれるさんまには大根おろしを合わせる
- 少し離れたところにいるかつおにはしょうがを合わせる
- 遠洋&深海に住むまぐろにはわさびを合わせる
- 酸化の早いさばには酢の陰性の力で酸化を止める
- えびやかに、いか、かきなどの甲殻類は酢でしめる
- 鯉は酢味噌を合わせる
- うなぎはさんしょうを合わせる
乳製品の食べ方
戦後から何十倍にも摂取量が増えた乳製品ですが、日本人の85％は乳糖不耐症で、日本人の体質や生理が乳製品を消化吸収するのに追いついていませんから、少量を楽しむ程度が無難です。
- 高温殺菌など加工された牛乳ではなく、しぼったままの生乳を飲む
- 天然の酵素を利用して作られた本物のチーズを食べる
- バターやチーズ料理には陰性でアルカリ性のきのこを添える
砂糖の食べ方
残念ながら、砂糖の毒消し方はありません。
砂糖は血中のカルシウムイオンを欠乏させ、赤血球を崩壊させるこわい作用をもっています。
よく「砂糖は血を溶かす」というのはこのことですね。
どうしても甘いものが欲しいときは、せめて黒砂糖に変えてみてはいかがでしょう。黒砂糖ならビタミンやミネラルがありますので、少量ならそれほど害はないと思います。
参考「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」
玄米6割の基本食があなたの心を穏やかにする
極陽性、極陰性の食べ物があなたをイライラさせることはわかってきていただけたでしょうか。
極陽性の肉を食べ、極陰性のアイスクリームを食べてバランスをとろうとすることは非常に危ういのです。
陰陽シーソーの真ん中近くにある中庸のものをたくさん摂っていれば、バランスをとりやすいのです。
植物の中で中庸のものは、穀物です。穀物はどんな体質の人にも合います。
穀物を全体の五割
カロリー栄養学を基本とした「一汁三菜」から考えると、栄養はオカズからとるもので、ご飯を残してもオカズを食べるという認識の方も多いと思います。
「ご飯でお腹いっぱいになる」ことで、不思議と心が穏やかになっていきます。
昔の人は粗食で、ご飯いっぱいにタクアン一切れで、重労働の畑仕事をしていました。
今は、オカズを食べることで食の楽しみを満たしています。毎日食べすぎているオカズで様々な病気になり、イライラを呼び寄せています。
玄米は理想の完全栄養食
穀物を五割食べる上で、栄養素が不足しないためには精白していない穀物を食べることです。
玄米はまけば芽が出ますが、精白してしまった白米には、まいても芽が出る生命力はありません。もちろん栄養素もケタ違いです。
たんぱく質、脂質、繊維質をはじめ、各種ビタミン、ミネラルは白米になると激減してしまいます。
こういった成分が少ない白米には、からだをすこやかに保つ機能がかなり失われていることになります。
玄米が苦手な人は酵素玄米
玄米って固くて苦手・・という人もいますよね。私も苦手です。。
私自身、土鍋・圧力鍋など色々な炊き方を試してきましたが、どうも納得いく味に炊けず・・
美味しいと思った玄米は近所のマクロビオティックのお店で出している「酵素玄米」です。
先日の父母会ランチでいただいた、市内にある酵素玄米ランチ「幸の木」さんの肉味噌風丼と甘糀。
酵素玄米とは、玄米と小豆と塩で炊いたご飯を、炊飯器で3日ほど保温したものです。いい感じに水分が抜けて、モッチモチの食感になります。
玄米はムリだけど、酵素玄米なら食べられる！という方も多いと思います。
おうちで作ることもできますが、炊飯器を占領するので、まずはどんな味か試してみることをオススメします。
中庸の穀物中心の食生活で穏やかなまいにち
この記事を書きながら昔のことを思い出していたのですが、昔の私は本当にキレキャラで、いつもイライラしていました。
夫をはじめ、両親や職場の人にどれだけ迷惑をかけていたんだろうと思います・・
でも、長女の妊娠をきっかけに食生活で変えられるんじゃないかと思って本当に色んなことを試してきました。
結果、玄米中心でオカズが質素な「粗食」が一番体も心も変わったのを実感したんです。本当に驚くほどに。
もちろん3歳児にワケわからんことを言って泣かれるとイラッとすることもありますがw
次女に至っては何をしていても「かわええな〜」と徳光和夫さんのような顔で眺めてしまいます。
自分で選んでいる食が、自分をイライラさせているなんて信じたくないかもしれません。
でも、やれば変わります。必ず。
玄米五割生活でアナタにもこの穏やかな日々を味わってほしいと思います。
最近のコメント