子供の歯磨きを禁止した歯医者さんの話「子どものむし歯予防は食生活がすべて」黒沢誠人・幕内秀夫著




こんにちは。5歳3歳姉妹の母、あすかです。
私はむし歯になりやすくて、歯磨きしててもむし歯になるタイプでした。
でも、むし歯になりにくい人、むし歯がない人はこういいます。
「歯磨きはテキトー」
じゃあ、むし歯予防において歯磨きはどの程度のウエイトを占めているのか?と常々疑問でした。
前から気になっていた幕内秀夫さんとの共著「子どものむし歯予防は食生活がすべて」を読んだのでレポートします!

夜寝る前の歯磨きができない💦

私がこの本を買った理由はコレでした。
夜お子さんの歯みがきに苦労しているお母さんは多いのではないでしょうか。
我が家ももれなく苦労していて、3歳次女はお昼寝せず遊び疲れて夕方から朝まで爆睡というパターンが多く、歯みがきできないことも多々あります。。
うちの場合は姉妹ともすでにむし歯があります。
むし歯にも自然治癒力があるので、見守っていこうという方針です。
むし歯を削らないという方法がないか模索していた時に出会った「むし歯ってみがけばとまるんだヨ 削って詰めるなんてもったいない!」の本にはこんな風に書いてあります。
歯垢(プラーク)は細菌の代謝産物で、時間が経つと強固な膜状の構造(バイオフィルム)になり、唾液の力を阻害してしまいます。
時間が経つと歯垢は落ちにくくなって、24時間以内に、歯の表面がきれいな唾液にさらされるように、バイオフィルムを破壊してつるつるの歯の面を出すことが大切です。
こう書いてあると、24時間以内にバイオフィルムを破壊しないと・・・💦と思いませんか?
すでにむし歯があるし、確かに唾液の力を借りなければいけない気がするし・・・
24時間以内にバイオフィルムを壊さなければ、唾液にさらされない(;´Д`Aと思ってました。
でも、ふと。
Amazonプライムで仁ーJINー(現代から幕末へタイムスリップした医師の活躍を描くドラマ)にはまっていた時期がありまして。
竹の先を割いて歯ブラシがわりにしていたのを見て、昔の人は今みたいに歯を綺麗に磨けてはいなかっただろうなーと思いました。
フロスなんてなかっただろうし・・・
そう考え始めたら、歯磨きってなんなんだろ?と疑問がむくむく湧き始めて、この本を買ってみました。
すると、冒頭から衝撃的な内容が!!

 子どもたちに歯磨きをやめさせてみた

私には、4人の子どもがいます。現在は、長女が私の後を継ぐということで歯科医に、長男は消化器内科に、次男と次女もすでに成人しています。
この4人の子どもたちは、少なくとも中学校を卒業するまで、むし歯が一本もできませんでした。こう言うと、たいていは「歯科医の子どもだから歯磨きを一生懸命させたんでしょ?」「フッ素をいっぱい使ったんでしょ?」という反応があります。一般的に、フッ素はむし歯菌の活動を抑制し、歯の表面のエナメル質の成分と結びついて歯を強化し、むし歯の予防につながると考えられています。だから「フッ素をいっぱい使ったんでしょ?」と言われるわけです。でも実は私、子どもたちには、歯磨きをさせませんでした。フッ素も一切塗っていません。
もう冒頭から横殴りされたような衝撃・・・( ̄◇ ̄;)
昔からある絵本、むし歯予防といえば歯磨きですよね。
バイオフィルムを破壊してさらさらの唾液にさらされないとダメなんじゃないの!?と思いましたが、確かに、歯磨きしても虫歯になるタイプだった私にとっては歯磨き至上主義っていうのは疑問でしかありませんでした。
歯磨きしてるのに虫歯になって、歯医者に行くと怒られる。だから嫌いでしたね。。
この本を書いた黒沢先生は
「歯を磨くことで、本当に虫歯を予防できるのだろうか?」
「歯を磨かないと、本当に虫歯ができるのだろうか?」
という疑問を持っていました。
お子さんのアトピー改善のため食生活の見直しをするために、幕内秀夫先生の提唱する「食生活改善の10ヶ条」に出会いすぐに実践しました。
  1. ご飯をきちんと食べる
  2. 発酵食品を食べる
  3. パンの常食はやめる
  4. 液体でカロリーを摂らない
  5. 未精製のご飯を食べる
  6. 副食は季節の野菜を中心に
  7. 動物性食品は魚介類を中心に
  8. 砂糖、脂質の摂り過ぎに注意
  9. できる限り、安全な食品を選ぶ
  10. 食事はゆっくりと、よく噛んで
アメリカのウェストン・A・プライスという歯医者さんは、各地で10数年にわたりフィールドワークを積み重ねた「食生活と身体の退化ー先住民の伝統食と近代色その身体への驚くべき影響」という本を出しています。
山間深い地などで長く伝統的な食事を守っている人たちと、文明の発展で近代的な食事をとるようになった人たちを比べると、伝統食と近代食ではむし歯の発生率が違っていたというのです。
 
先住民族の写真がいくつか載っているのですが、かなり衝撃でした。。
特にこの2つは顕著ですね。
どちらもアメリカ先住民の事例ですが、こちらはオジカやトナカイの肉といった現地産の食料で生活していて、むし歯に対してもほぼ完全な免疫を持っています。
一方こちらもアメリカの先住民ですが、市販食品に接触している地域では歯が極端に悪い状態にありました。
この結果を見た黒沢先生は、子どもたちに
「歯磨きは今日からしなくていい。その代わりに、伝統食を食べるようにする」
と伝えます。
伝統食とは、ご飯、味噌汁を中心とした季節の野菜や魚介類を中心にして食べる、いわゆる「和食」です。
この当時、お子さんは6歳、5歳、2歳、4人目のお子さんはお腹の中にいました。
両親とも歯科医なので、定期的に口腔内をチェックできる環境にあったため、この実験ができたみたいです。
この実験を行う中で、1人でも、一本でもむし歯ができたら、すぐに中止しようと決意していた・・・・・
ですが、実際は中学校を卒業するまで歯磨きしなくてもむし歯ができなかった。
これってすごい話ですよね!?

 むし歯を防ぐ3つの方法

黒沢先生はご自身の経験から、和食は素晴らしいけど、食事を作る時間や経済的な問題などでご飯を中心とした和食が難しい人のために、だれにでもできるむし歯予防三箇条を患者さんに勧めています。
  1. おやつは時間を決める
  2. 夕食前の1時間は飲食しない
  3. 甘い飲み物を冷蔵庫に買い置きしない
どれも食べ方を指導する内容で、歯磨きが入っていませんよね。
どれも生活に簡単に取り入れられそうです。
我が家も砂糖なし育児やら色々やってきたのですが、おやつは時間を決める、はできていなくてダラダラ食べさせていました。
長女は特に一度にたくさん食べられないわりにすぐに腹が減るらしく、いつもおやつ袋を持っていて、幼稚園終わりにおやつ、その後も夕飯までちょこちょこ食べさせていました。
それをやめて、ガツっと腹に溜まるものを食べさせて、その後本気で遊ぶようになったらダラダラ食いの習慣もだいぶなくなってきました。

 歯みがきできないと苦しくなってたけど・・・

すでにむし歯があるのに、歯みがきできないまま寝落ちされると「今日もできなかった・・」と苦しい気持ちになっていました。
でも、黒沢先生の本に出会って、かなり気が楽になりました。
黒沢家の普段のおやつはむくだけ焼くだけ蒸すだけ。
誕生日やクリスマスのハレの日にはケーキを食べてもいい。
日曜日やおでかけした時は好きなものを食べてもいい。
そうすれば親も楽になるし、子どもも納得して我慢してくれます。
ここにもとても共感しました。

むし歯に「は」ならなかった?

1つだけこの本で気になるのは、伝統食を食べて歯磨きせずにむし歯にならなかったというのはすごい話だけど、アトピーは結構大変だったようです。
長男くんは現在消化器内科の医師ですが、研修医を終えた後、皮膚科医をお父さんがすすめたところ、アトピーがひどかったので「皮膚科だけはイヤだ。気持ちがわかりすぎて一緒に泣いてしまうから」と言っていたそうです。。よほど辛かったんだなぁと伺えます。
口腔専門の西原先生は、口腔内の不潔は全身に病気を蔓延させるというお話を以前していたので、むし歯はできなかったかもしれないけど、アトピーがあったことだけは個人的にちょっと引っかかります・・・
歯石ができるような状態=病気のサインと今通っている歯科医院でも言っていました。
なので、伝統食やむし歯三箇条をしっかりやっていれば多少歯磨きできなくてもいいかな、と思えるようになりましたが、やっぱり口腔内は清潔な方が良いというのが個人的な結論です。

子どもの歯みがきでガミガミ怒ってるお母さん、ぜひ読んでみてください。

長女さん6歳〜中学校卒業まで9年も歯みがきしなかった実験を見ると、きっと気が楽になります。
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