「朝お粥を食べるといいよ」と勧められても何年もやらなかった頑固者は、私です。
腹の底から腑に落ちたことじゃないと、指1本動かない女です。
お粥というものが好きじゃない。雑炊ならまぁ、いいかなぁとは思う。けど、そんなに好んで食べるようなものではありませんでした。
けど、新宿で出会ったんです。中国粥のお店に。
フラッと入ったお粥のファーストフード店。粥餐庁というお店で「おかゆのイメージが変わる!見た目も楽しく、からだもうれしい、毎日食べたいおかゆ」とあります。
日本のお粥とは違って、研いだ米を沸騰させたスープで「米の花が咲く(米が割れる)」状態まで時間をかけてじっくり炊き上げます。
干し貝柱や昆布、チキンスープ、生姜とともに時間をかけて炊き上げるお粥(もう言葉だけで美味しそうじゃない?)
食べたときに、お腹があっったまるーーーーー!という感動がありました。初めて食べたのは7月、暑い季節でしたが、そんな感動がありました。
朝は胃の時間

24時間を2時間ずつに分けて、12の臓器が活発になる時間があります。
朝7時~9時は、胃の時間。
寝ている間動いていなくて冷えている胃。いきなり消化レベルの高いものが来ると、1日ハードモードになります。
胃というのは食べたものを最初に受け止める臓器。
食べ物をモンジャモンジャする、初期消化するのがお仕事です。
腐熟といって、食べたものを熟して腐らせるのが胃の役割。
ということは、初期消化してあったり、発酵済みな食べ物は、胃が喜びます。
そうすると、胃以降の胆のう小腸大腸膀胱脾臓三焦が、楽できるので健全に働きます。
思い返せば、朝粥が自分の中でぴしゃりとハマって以来、口内炎とか口の周りの吹き出物なんかと縁が無くなったなー。
こんなレシピで食べてます
朝粥が自分の中にスコンとハマってから3年ほど経って、ある日突然
飽きたーーーーーあぁぁぁーーー!
となった日がありました。
もう、見飽きたんだよ!!朝粥!!!!!!!
と朝粥に中指を立てボイコットすること数ヶ月。
体調が下がりました。
うぉぉそうなるのか~~

もうウンザリするほど粥を作った私に、粥百選という本が降りてきました。
マイフレンドからいただいたのです(Super thanks!!)
前半は精進料理、後半は中国粥というレシピが50個ずつ載っています。
そこには、基本的に中国粥は鶏ガラと豚骨で作ったスープでお粥を作るとあったのです。
それは美味しそう!とお取り寄せの豚骨&鶏ガラスープをコトコト煮だしていた昨年の11月。

30分くらいコトコトして、シャトルシェフに突っ込む方式
相方おしげちゃんはチートなアイテム「骨髄エキス」を見つけてきたのです。

骨髄エキスは、豚骨髄エキス、鶏骨髄エキスが粉末になったもの。
髄のエキスまで煮出すには長時間煮ないといけないし、家庭で煮ると大変に獣臭い。
それくらいは粉末にしてあるものに頼ってもよいではないか。
ということで、本から2つほどレシピを引用して載せてみます。
「中華スープ」はこの骨髄エキスで作ってます。
干し貝柱と さつまいもの粥
これも干し貝柱とさつまいも だけのシンプルなお粥ですが、 干し貝柱から出る「うまみ」 とさつまいもの「甘み」が絶 妙に調和しています。
材料[2~3人分]
白米…1/4合
干し貝柱・・・4~5個(約25g)
さつまいも・・・1本(約200g)
中華スープ・・・5カップ (1ℓ)
しょうが・・・1かけ
胡椒…少々
塩…少々
1 干し貝柱は洗う。さつまいもの皮 をむき、乱切りにする。しょうが は千切りにする。
2 中華スープを沸騰させ、干し貝柱 を入れ、弱火にして約20分煮る。
32に米、さつまいも、しょうがを 加え弱火でさらに40~50分煮る。
4 塩、胡椒で味を調える。
引用 粥百選
白菜と干し貝柱、 豚肉の粥
相性抜群の白菜と豚肉を干し 貝柱のスープが下支えします。
白菜は中医学では身体の余分 な熱を取り、胃の働きを補う と言われ、風邪の予防や発熱 に良いとされています。
材料[2人分]
白米…1/4合
豚肉(赤身)…150g
干し貝柱・・・4~5個(約25g)
白菜…1/8個(約150g)
中華スープ・・・5カップ (1ℓ)
しょうが・・・1かけ
胡椒…少々
塩…少々
1 豚肉に塩小さじ1~2程度(分量外) をすり込み一晩おき、塩を洗い流 し、食べやすい大きさに切る。
2 白菜は洗って、食べやすい大きさ に切る。しょうがは千切りにす る。
3 中華スープを沸騰させ、干し貝柱 を入れ、弱火にして約20分煮たら 米を加え、さらに40分煮る。
4白菜、1の豚肉、しょうがを加 え、さらに15分煮て、塩、胡椒で 味を調える。
引用 粥百選
どぉぉーーですか?美味しそうじゃないですか?

ビジュアルが黒黒しいですが、んまいです。
私はお米に黒米を混ぜたりしています。
黒=腎に入るので、さらに腎を補うレシピに!!
この骨髄エキスは西原式育児のコミュニティの皆様に局所的ブームになっておりますw
いやほんとに美味しいのよコレが。
骨髄エキスは何歳からオッケーか?
私たちは西原式育児というコミュニティを運営していまして、そちらのメンバーにも質問をいただきます。
子どもには何歳からオッケーか?と。
こども薬膳という西原式×薬膳の講座がありまして、そちらをベースに考えると、まぁ出汁は椎茸や昆布あたりからはじめて、不具合なければ煮干し→ササミのだし汁→油のない鶏ガラや豚骨とステップアップしてくというもんでしょう。
骨髄エキスは豚骨と鶏ガラが合体しているので、まずは単品の鶏ガラ、豚骨でそれぞれ試して問題なければ良いのではないかと思います。
月齢でいうと、タンパク質をはじめる2歳半頃以降になるのかな。
豚骨の油なしは、長時間弱火で煮た豚骨スープを冷蔵庫で冷やして、浮いて固まった油を一網打尽するのが良いです。
油なし豚骨っていうのがなかなか売ってないので、自分で作るしかないんですが(´д`)知ってる方いたら教えてください。
豚骨をお肉屋さんで買ってくると、鍋に入らないサイズだったりしてね・・ノコギリでギコギコしていると「殺人ってこんな感じかな・・」とかよぎったりしてね。
体を部分で見ていると治らない
中医学講座をやっていると、サプリなどのご相談がほんっっっっとーに多いんです。
一つ一つ検証していくんですが、木を見て森を見ない話がとても多いです。
断片的というのかな。
体全体を底上げすれば良くなることっていっっっっっっぱいあるんです。ミクロな視点じゃなくて、マクロな視点。
その1つが朝粥です。
これはマジでスーパーフードなので、お試しください!!
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