よく眠ることに命がけ

更年期に片足突っ込んでいる主婦の悩みに、眠りのトラブルがあります。
寝付きが悪い、たくさん夢を見る、寝付きが浅いのは、中医学では「心≒心臓」の症状。

私も3人目を妊娠中、眠るのが下手くそになりました。

ものすごく疲れてるのに、バクバクして眠れない・・・眠れないから体力も回復できない、という負のループがありました。

寝るにも体力が必要なので、寝る体力がなかったんですね。

寝るための体力を養うようになって、今では時間が許せば1日10時間寝ますｗ
41歳、寝過ぎだろうｗ
元々ロングスリーパーというのもあるけど、、最近は良く寝た～～～！って満足感が得られる睡眠です。

若い頃は一日中寝れる体力があったけど、年を取るごとに眠りへの不満が増えていく。それが普通です。

中医学では、眠りはこう考えます。

起きてるときは体の表面を守るバリア的な気や、筋肉を動かす血が動いてくれています。

ですが、寝るときは内臓に戻っていって内臓を滋養・修復します。

寝ている間に臓器が滋養されると、寝起きはフル充電の状態。元気いっぱい、疲れが取れてます。

それが、うまく臓器に戻れない、臓器が修復されないと、寝起きから疲労感MAX。寝た気がしません。
寝る直前まで仕事をしていたり、動画を見てたりして頭に血が残っていても、臓器は滋養されにくいのです。脳みそに残った血がお仕事モードなので、寝てる間に寝言で仕事してたりするのはこのためです。

よく眠れると、手先足先まで気血が充実して怪我をしにくいです。

よく眠れると、精神が安定して意識がクリアになります。
蜘蛛の巣がかかったような脳みそじゃなくて、ちゃんと物事が考えられるようになります。

よく眠れるっていいでしょ？ｗ

よく寝ることに命がけリスト

＋室温を一定にする

36.5度に体温を保つ人体は、意外と外気温の変化で体力を使います。
冬は節電のため外にいるような格好で室内で寝ていましたが、エアコンで一定の温度になるようにしています。（18度～25度くらい）
エアコンの電気代は、体力を買っている感覚です。
真冬は体力を補ってくれるらしくガチ火の暖房の方がよく眠れます。石油ストーブとかね。

＋朝の骨髄スープ粥で脾を労る、髄を増やす

前回のブログ記事に書いた骨髄スープ粥。これを朝食べると、人体のピタゴラスイッチがうまく回ります。
中医学講座メンバーには汁っぽく激推ししています。
これで10時間眠れるようになった気がします！
私は最近トマト入り骨髄スープ粥にハマっています。おいしい～～

＋頭寒足熱にする

良く聞く頭寒足熱（ずかんそくねつ）。
頭が熱で足が冷えてると眠れない、というのは体感がある人もいると思います。

どっかが過労になると、どこかがお留守になる。人体においては、留守になったところから熱を発します。頭寒足熱の反対は、上熱下寒（じょうねつかかん）といいます。
肩こり、鼻水、頭痛、花粉症とか、頭の方に熱症状がある人は眠るのもうまくいってないのでは。

－コーヒー、チョコで体力前借りをしない。

コーヒーは体力の前借り。実はチョコもそうです。
脳みそにめちゃくちゃ気をかき集めてくる効果があります（益気昇陽）
でも、魔法はなくて、体の中からかき集めて目や脳に持ってくるので、他が留守になります。下痢したりとかね。
これは私の場合ずいぶん時間がかかったけど、徐々に引いてって今ではほぼゼロな生活です。バレンタインで久しぶりに食べたら薬効の強さに驚くというｗ
現代は食べ物がクスリという感覚はないけど、コーヒーもチョコも実はとても薬効が高い。
じゃあ代わりにナニを食べてるかといったら、棗（なつめ）とか。
芋栗和菓子、餅ナドです。