もうすぐ母の日ですね。
お母さんがどんなみりんを使っているか見たことはありますか?
もし、本みりんでも新式みりん(醸造アルコール、甲類焼酎で仕込んだもの)を使っているなら古式みりんをこの機会にプレゼントしてみませんか?
みりんなら必ず使いますし、なんならそのまま飲んだって美味しいです。酒好き(元バーテン・授乳禁酒中)が言ってるんだから間違いありません!どんなみりんを選べばいいか詳しく解説していきます。
みりんの種類
みりんの作り方は、もち米を米麹で発酵させ、もち米のでんぷんを糖分に、たんぱく質をアミノ酸に変えます。お酒との違いは、発酵前から焼酎を加えているところです。
アルコールを13〜14%含むため、酒税がかかるので 酒税がかからないよう加工したものが発酵調味料。みりんに2%の塩を添加するため飲料に適さないとして酒税の対象外になります。発酵させないで、みりんに似せた風味の調味料を作ったのが「みりん風調味料」原料はブドウ糖、水飴、ぶどう酒、コハク酸、調味料、カラメルなど。発酵が不要なため1、2日でできます。
本みりんの中でも、もち米、米麹が国産か外国産かの違い、そして国産原料の本みりんの中でも仕込みの焼酎が醸造アルコールか本格焼酎によって味が変わります。
安い順に並べてみると
みりん風調味料
発酵調味料
新式本みりん(原料が外国産、甲類焼酎で仕込み)
新式本みりん(原料が国産、甲類焼酎で仕込み)
古式本みりん(乙類焼酎で仕込み)
こんな感じですね。私も徐々にみりんのグレードをあげてきました。最近は自分の作る和食がみりんのおかげで美味しすぎて、きんぴらごぼうにウットリするレベルになってきました。みりんでそんなに変わるの?って思いませんか?全然違うんですよ!
いいみりんの見分け方
発酵調味料、みりん風調味料はどちらも飲んでみると美味しいものではありません。飲んで美味しいものを使わないと料理が美味しくなるはずがないですよね。
本みりんの中から選んでいきますが、見分け方をみていきます。
標準的な製法の本みりん(新式みりん)
原料:もち米、米こうじ、醸造アルコール、水アメ
特徴:
・戦後、米不足の頃に開発された製法で、同じ量のもち米から、伝統的製法の約3倍ほどの量を造ることができる。
・蒸したもち米と米麹に、アルコールと水アメを加えて、香味を調整し、短期間で造られる。
・アルコールを14%含む酒類。
・甘さが強く、飲めないことはないが美味しくはない。
本みりんの中でも新式・旧式に分かれていきますが、大きな違いは仕込みの焼酎です。醸造アルコールは食用のエタノール。いわゆる甲類焼酎です。お父さんの味方ですね。
↑こんな焼酎で仕込んでいるのが新式みりん。
新式みりんの代表的なものが、ミツカンやタカラの本みりんです。
伝統的な製法の本みりん(旧式(古式)みりん)
原料:もち米、米こうじ、本格焼酎
特徴
・江戸時代に確立された製法によって造られる伝統的な本みりん。
・本格焼酎に蒸したもち米と米麹を加えて仕込み、じっくり熟成させて造られる。
・アルコールを14%含む酒類。
・さわやかな甘味と自然の旨みをもち、そのまま飲んでもリキュール感覚で美味しい。
参考サイト:日本名門酒会 公式サイト – ドキュメント-◆本みりん◆ 基礎知識1 伝統的な造りによる本みりん
新式みりんが醸造アルコール(甲類焼酎)で仕込んでいるのに対して、旧式(古式)みりんは乙類焼酎で仕込んでいます。
甲類焼酎は蒸留方法の違いで純度が高く、無色透明でクセのない味わいであるのに対し、乙類焼酎は米や麦、さつまいも、そばなど原料の風味が生かされます。
飲みものとして美味しいのは、圧倒的に古式みりんなんです!
おすすめみりん
角谷文治郎商店 三州三河みりん
次女のクリームパンのような手が入りました。
長期糖化熟成された、2年がかりで作られるみりん。通常みりんの熟成は半年から1年なので、倍以上の時間をかけて作られています。醤油も味噌も長期熟成物は美味しいんです。とろーんとした味わいながらも、米焼酎のストレートな感じがすっきりして美味しいです。
何気に人のうちに行くとチェックしてしまう調味料。
3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法 のオズさんも三河みりんを使用しているのを目ざとく見つけました。賢い人は美味しい調味料を知っています。
福来純 三年熟成本みりん
「マツコの知らない世界」でも紹介されていた福来純の長期熟成物のみりん。1年、3年、8年と熟成物があるそうです。
今回はこのみりんをプレゼントしようと思います。って母もこのサイトを見てるんですけどね。福来純のみりんはAmazonで買うと送料かかるんで、ついでにもう一本買ってお母さんとみりんの美味しさを分かち合って欲しいです。
みりんのおかげで、最近ほんとに野菜料理が美味しいんですよね〜きんぴらごぼうがウットリするレベルです。小松菜と油揚げの煮物なんてテンション上がりませんよね?そんな地味な野菜のオカズを夫が絶賛してくれるようになりました。
まだ母の日に間に合いますので、美味しいみりんをポチッとどうぞ。
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