大人は情報で食べるけど、子供は本能で食べている

はじめての中医学

人よりちょっと知りたがりの三児の母あすかでーす!

0歳6ヶ月で長女に離乳食作り始めた時「人間の子育てって面倒くさいなぁ」って思ったんですよね。

長女の一年前から子猫を育てはじめて、離乳期完了してからだったのもあるけど猫は本能で勝手に育っていくので。

でも、その違和感も慌ただしい育児の中で忘れていったけど離乳食を1歳半〜2歳から始める「西原式育児」に出会って、ああやっぱりあの違和感は間違ってなかったって思いました。

離乳食って面倒なわりに作っても食べない子の方が圧倒的に多いですよね。

母乳・ミルク飲んでる間は食べなくてもどこか安心感あったけど1歳半で断乳してからは、休みの日なんかナニを栄養にして生きてるんだろう?と言う感じでした

そのくせお菓子ばっかり食べたがって。。

保育園に通ってるからそこで栄養とってるんだろうって安心してましたが情緒は荒れまくりでイヤイヤがすごかったです。保育園に行くのに自転車・車乗らないとか😅

ジタバタしてる子供を脇に抱えてダッシュする日々でした。。

今思えば食が負担だったんだろうなぁ

なぜ子供は偏食なのか?

口腔専門の医師、西原克成先生が書いた「歯はヒトの塊である」に歯列と年齢の関係の図があるんですが

これを見た時私はすごくピンときて人は24歳まで完成しないんだ。

だから、子供は偏食or食べないのか。って。

こどもの頃食べられなかったけど、大人になって食べられるようになった

そんな経験誰しもあると思います。

子供は自分のおなかで消化できるものを本能で選び取ってるみたいです。

五大栄養素の概念からいくと栄養バランスが取れてないよ、となりますが薬膳の考え方からいくと子供が選び取ってるものが理にかなっていることがわかってそれを見つけた時はゾクッとしました。

食材には五行理論にもとづいた5つの味「五味」があり、臓器に入りやすい味があります。
わかりやすいのは、子供の好きな味。子供は酸っぱい、辛い、苦い、という味は好まないですよね。甘味か鹹味(かんみ・しょっぱい味)を好んで食べていますが、甘味は脾に入り血を作り、鹹味は腎に入りやすく元気の元になります。子供は本能で食べるものを選んでいるので、薬膳的にも理にかなっているんだなぁと感心します。

食材には体を温める度合いによって5つに分類されます。
夏野菜が体を冷やす作用がある、根菜は体を温める作用があるというのはご存知の方も多いと思います。南国のフルーツやコーヒーは体を冷やすとか。

その人の体の状態に合わせて欲する食材が変わるのですが、消化能力の低い赤ちゃんや子供は平性がおすすめ。

さらに薬膳には上品(じょうほん)中品(ちゅうほん)下品(げほん)という食材の消化レベルの目安があります。(辰巳洋先生の「早わかり薬膳素材」参照)

じゃがいも/さつまいも/とうもろこし/かぼちゃ/大根

このあたりは子供にもよるけど、比較的小さい子が好んで食べるフォルダ(上品)

ニラ/ピーマン/小松菜/ほうれん草

この辺は子供が好きじゃないものになってきますよね(中品)

春菊/紫蘇/ズッキーニ/セロリ/ネギ/ゴーヤ

ここは大人でも食べない人がいるゾーン(下品)

前の職場の上司はズッキーニの類がダメでレストランに行っても「これは食べ物じゃない」といってお皿の端によけていましたw

子供は自分のおなかの成長具合を知っていて自分のお腹で食べられるものを選び取っている。誰も教えてないのに。

それってすごいことだと思いませんか?

ただし!味付けが濃い(砂糖やケチャップ、マヨネーズ、ソースなどなど)とその限りではありません。

濃い味でごまかしてしまえば何でも食べます。

この理論を知って献立を考えるようになってから子供たちは圧倒的に体調が下がらなくなりました。

子供は魂のレベルでは大人より圧倒的に上。

子供が本能で選ぶためのお手伝い(良い調味料や食材を使う、年齢にあった食材を選ぶ、母乳・ミルクは欲しがるまで与える)ができれば良いのかな、と思います。

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