西原式育児5歳レポ。病気知らずの子育て、キーワードは”命門の火”だった

中医学

逆子自然分娩で産まれてきた息子も、5歳になりました。

日々の忙しさにかまけて、お誕生日レポが3歳以来、、

本当に病気知らずの子育てで、息子が体調崩すという前提がない。
イベントとか仕事をギュウギュウに詰め込んでいる生活ですが、息子の心身が凪なのでやれている感じ。

ネタがないので、、
自分の中で
「西原式育児は本当に病気知らずの子育てだった」
って完結しちゃったようなところはあったりします。

とはいえ、あとに続く人がたくさんいるので、、言語化してみようと思います。

息子は5歳になって、小麦を解禁。
小麦がオッケーになると、巷の未就園児とさほど違いを感じなくなります。
巷では0歳6ヶ月から離乳食が始まりますが、西原っこは1歳半頃の奥歯の生え始めからスタート。
その1年ほどのタイムラグから、5歳頃までは周りとの違いを感じ続けると思います。
うちの息子の場合、3歳から幼稚園に行き始めてお弁当持参でした。

保育園の給食時代はずーっとすいません、ってヘコヘコしてた気がしますw

毎日給食について細かい注文してるんだから、すみませんの一言ですよw

お弁当になってずいぶん楽になりました。

ミルクは月5缶買っていたのが2缶ペースまで減りました。朝の一杯(200ml)と、幼稚園から帰ってきて1杯だけは欠かせないようです。

さて、西原式のコミュニティも、Facebookグループ時代からカウントするとかれこれ9年近くなります。(2017年1月~)
コミュニティが盛大に荒れた時代がありました。その時に言われた悪口の中にあったのは「西原式がうまくいってるのは、神谷さんだけ」的なことでした。

確かに、いろんな子がいて、西原式がカチッとハマる子と、そうでない子がいる。それは、なんでかなー?というのもあってずっと中医学を勉強してきたのですが、、

その差を説明できるキーワードを、相方おしげちゃんが発見。
その名も「命門(めいもん)の火」です。

中医学でいう「人が生きるためのエンジン」です。
人体における種火とか、元栓、みたいな感じかな。
腎に宿る“火力”で、親から受け継ぐモノです。
強い子もいれば、弱い子もいます。

というのも、、おしげちゃん旦那は地球外生命体疑惑があるくらい特殊な人。
血圧上は200、どんなに安静にしてても脈拍は120。心筋梗塞で三途の川を何度も渡ったらしいw
糖尿病だし、潰瘍性大腸炎は高校生の時に発症。
なんで生きてるのか本当に謎。
エピソードは掘れば掘るほど出てきますw
中医学的はとっくに死んでてもおかしくないのに、、何故か生きてます(´д`)

この、地球外生命体のようなダンナさんについてチャッピー(ChatGPT)に相談してたら
「ダンナさんは典型的な命門の火が強すぎる人なんだね」

えっっ!命門の火!?あの、腰のあたりにあるツボの名前だよね。消えそうになるとヤバいヤツ(冷えすぎて下痢が止まらないとか)ってヤツだよね?っていうくらいにしか認識がなかったのですが、、
弱い、は知ってたけど、強すぎるというパワーワード。
長年中医学を勉強してきたけど「命門の火が強すぎる」という概念はなかった。何事も陰陽で表裏一体なんだから、あってもおかしくはないと思うけど、、

人体はエンジン(陽)とガソリン(陰)で出来ていて、どちらもないと回らない。その、エンジン=陽が生まれつき強すぎる体質、というのが命門の火が強すぎるということらしい。

中医学の体質診断があるのですが(虚実、寒熱、表裏)それ以前に生まれ持った虚実=命門の火の強さ、があるらしい。

さて、自分や自分の旦那はどうなんだ?と思った人。
わかりやすいので、大人から説明します。
大人で言うと、、

命門の火タイプ大人編

命門の火が強い男→外へ爆発(炎症、心疾患、怒り)

・よく食べてよく動く。徹夜しても翌日動ける。
・性欲が強い、行動力がある。
・怒りっぽく、瞬間湯沸かし器タイプ
・炎症、心筋梗塞、高血圧など、外に爆発する病気になりやすい。
仕事は鬼のようにこなすけど、心筋梗塞を繰り返す経営者・・・命門の火が強いタイプ

命門の火が強い女→内へこもる(筋腫、腫瘤)

・明るくパワフルで存在感が強い。
・性欲も強いが、外に出るより内に熱がこもりやすい
・子宮筋腫、卵巣嚢腫、乳腺炎など、腫瘤系が出来やすい。

元気だけど、婦人科トラブル(子宮筋腫とか)を抱えているキャリア女性。浮かぶなぁ、こういうママ友。。

命門の火が弱い男→下半身、精力の衰え、慢性疲労

・食が細い、冷たい飲み物でお腹を壊しやすい。
・下半身が弱い(腰痛、頻尿、精力減退)
・疲れやすく、出世競争で消耗しやすい。
・病気はジワジワ型(腎不全、糖尿病など)になりやすい。

優しいけど体が弱く、デスクワークで慢性疲労のサラリーマン。

命門の火が弱い女→冷え、不妊、更年期トラブル

・冷え性がひどい。生理痛、不妊、更年期症状が強く出る。
・出産後にガクッと体力が落ちる。
・体がダルい、むくむ、代謝が悪く太りやすい。
・病気は「冷え+虚」で現れる(甲状腺機能低下、不妊など)

仕事&家事を頑張ってるけど「疲れた」が口癖のワーカホリック女子。

ねーーーっ!面白くないですか?
根本的な体質によって、病気の出方も違うなんて。

うっすらと知ってはいたけど、命門の火が強い=筋腫とか腫瘤になりやすいっていうのが目から鱗!!!

今まで点と点だった部分がバーーーっと繋がっていく感覚!!!きんもちぃぃ~~AIすげー!

この、親の命門の火力によって、子の体質も変わります。

「命門の火」は両親からもらいますが、火力は父方に寄り気味になるそうです。

命門の火が強い子は、食欲旺盛で、元気で、発達が早めです。
命門の火が弱い子は、消化能力が弱く、外界ストレスやちょっとした偏りで不具合が出やすい。

命門の火の強弱が、体質を決める根底になります。
火が強ければ、実(体力が余ってるタイプ)になりやすく、熱、炎症、腫瘤になりやすい。
火が弱ければ虚(体力が少ない、弱っているタイプ)になりやすく「冷え、消化不良、疲れ」になりやすい。

火力が少ない子は例えば、、

  • 乳歯が溶ける→火が弱くて歯や骨に十分にエネルギーが回らない
  • 緑便や湿疹が治らない→消化力や代謝の火が不足して、イヤなドロドロ(病理生成物)が残る。
  • 便秘→腸を動かす火が足りない

西原っこでよくご相談受けるTOP3って感じですね。

逆に、火力が強い子は、アトピーや湿疹、熱が出るとばーっと高熱になる、という感じ。

我が家の命門の火マッピング

・夫:強め 火力スコア7
外向き爆発型
→食欲旺盛・筋肉質・酒強い/性欲強い/でも炎症・生活習慣病のリスク大/喘息持ち
火を燃やしすぎて腎精を消耗するタイプ。
徹夜も平気で、あんまり寝なくても動けちゃうタイプ。一晩中運転とか出来る人。なるほどね~と納得!

・あすか:弱め 火力スコア3
内向き、冷えやすいタイプ。
出産でさらに腎精消耗→養生がめっちゃ大事。
弱めだからこそ、中医学の視点を持てた。強火の人は気づかないことに気づけた。
私ロングスリーパーなんですけど(1日8~11時間寝る)それで弱々しい命門の火を守ってたんだなぁ。

・長女13歳:強め 火力スコア7
→感情の起伏が激しい(人のものは自分のモノ。ジャイアンタイプ)/エネルギーが外に出やすい(吹奏楽で金管吹いてる)/あんまり寝なくても平気
(父の火をしっかり受け継いでる)

・次女10歳:弱め 火力スコア2
感受性が強い/不登校、早起き苦手/体力や消化能力が不安定になりやすい
(母の腎陰、腎精の弱さを引き継いでる)

・長男5歳:中庸 火力スコア5
→中医学的にしっっかり養生して産んだので、安定感あり。火力はそこそこあって、陰とのバランスがいい。

こうして見るとまぁ一般的な感じですね。自分にも当てはめやすい。次は地球外生命体・おしげちゃん旦那を含むおしげ一家の事例ですよw

おしげちゃん一家・命門の火マッピング

・おしげ旦那さん:めちゃ強すぎる火(業火タイプ)火力スコア10(MAX業火)

瞬間湯沸かし器/炎症・糖尿・潰瘍性大腸炎・心疾患/でも死なないゾンビ
血圧上は200、どんなに安静にしてても脈拍は120。心筋梗塞で三途の川を何度も渡ったらしいw
なんで生きてるのか本当に謎。

・おしげちゃん:火は弱め、陰で調節するタイプ 火力スコア3

脾虚(消化能力弱め)だけど、陰が厚め(水分、潤い、落ち着きのストックがしっかりある)
火を持つ人をなだめる役割。

・長男15歳:やや火強め(肝気詰まりタイプ)火力スコア7
感情に振られやすい/頭痛・情緒系トラブル出やすい

・次男10歳:中庸~やや強め(凪タイプ) 火力スコア5~6
火力あるけど安定。巡りが自然に保たれてる。

火力マッピング、面白くないですかーー?
スコア化はチャッピー(ChatGPT)が整えてくれたんだけどね。

これ、多分普通の人わからないだろうから、講座とかで私たちに聞きにきてくださいw

命門の火を整えるのが、西原式育児

この、生まれ持った火力は変えることが出来ません。
火力が強めの子は、多少乱暴な育児(早期離乳食、冷たいもの、偏食)でも意外と元気で育っちゃうのかも知れません。
西原式すれば安定はすると思うけどね。
だけど、火力弱めで産まれた子は、守るしかない。
0歳からの離乳食、冷たい飲み物、冷房で火を消耗しやすい。

火が弱い子を守るにはどうしたらいいか?

「母乳、ミルクを長く続ける」
「体を冷やさない」
「冷たい飲食物でお腹を冷やさない」
「遅め離乳食」

という西原式ルールがドンピシャに効く。

というわけで、基本ルールのおさらい。

ルール①離乳食は1歳前後から→消化器官ができあがってから(脾胃が整ってから)

ルール②母乳・ミルクをなるべく長く続ける→命門の火を守る

ルール③冷たいものを避ける→命門の火を消さない

ルール④体を冷やさない→腎=命門の火を損なわない

こういうしっかりした法則・理論があれば、誰でも出来ますねっ!(興奮気味)

ちなみに。親の火力もありますが、母親が妊娠中にしっかり中医学的養生をしていると命門の火のバランスが良い子になる。
というのはうちの息子とおしげ次男で2例あるわけです。
そこはちょっと希望が見えるよね。

長くなっちゃいましたが、最近の発見をまとめてみました!
参考になれば嬉しいでーす!

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