こんにちは。次女に小さな虫歯を作ってしまったダメ母もむらです。
ネットでいろいろ調べると、歯チャンネルという歯科相談サイトがあるのを見つけました。
そこでは「3歳までお菓子を与えない育児をすることが大切」という先生がいました。
おっしゃることはわかりますが、現実的にムズカシイよね・・と思うのです。
3歳までお菓子を与えていないパパ・ママってどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
でね、無理なら無理なりに対策を立てないといけないと思うんです。
いろいろ調べると、糖のことやむし歯を誘発する食品の指数である潜在脱灰能のことを正しく知るだけで全然違う!と思いました。
いろいろ調べて「お菓子なし育児」というよりは「砂糖なし育児」を頑張っていこう!と思っています。
「3歳までお菓子なし育児」が無理な理由
0歳から2歳くらいまではなんとか親の思っている通りにいくと思いますが、2歳魔のイヤイヤ期でほとんどの理想が崩れました・・
お菓子に頼らないと2歳児とうまく過ごせない。
人付き合いでお菓子をもらった。
スマホに仕組まれたステマ(宣伝と消費者に悟られないように宣伝すること)で「○○のアメが食べたい〜!」と子供の購買意欲をそそられる。
などなどいろんな理由(言い訳)があります。
新米ママはお菓子が頼り
私なんかまさにコレでした。朝「保育園に行くよ」というと泣いたり暴れだす長女を騙し騙し連れて行くのに、いつもお菓子やジュースに頼っていました・・
長女は保育園がイヤというか、私が仕事をしすぎて半ば育児放棄していたせいか、ママロス状態がひどくて、超ママっ子でした。
(次女の妊娠中は妊婦健診に行く時も保育園に預けていたので、週に1日の貴重なおやすみも娘と過ごさない時期がありました。)
それでも仕事に行かねば!だったので、なんとかボーロやジュースを持たせて保育園に連れてっていました。でも、保育室の前でまたギャン泣きされるんですけどね。
テレビと無料のアプリは子どもに商売を仕掛けている
テレビのお菓子CM
テレビに頼らずに育児をしているママはどのくらいいるんでしょうか?
うちはがっつりテレビに頼って育児してます!(威張るところじゃない!)
そうすると、CMで流れるお菓子を食べたいと騒ぎ出すんですよ。キャラクターのグミとかね。
最近は4歳になって、話せばわかるようになってきましたが、よくスーパーでお菓子買ってほしい!とひっくり返ってる子いるじゃないですか。
うちもあんな感じでよく根負けしていました。
スマホのステマ
電車や遠出する時にスマホでゲームさせたりすることもありますが、今のスマホアプリはほんとによく出来ています。
お菓子やさんやファーストフードのキッチンで商品を作れる無料のアプリがあって、そのゲームをやっているとケーキ屋さんやファーストフードの名前を覚えて行きたがるわけですよ。
無料のアプリといいつつ、こういう風に購買意欲をそそっているのか!と感心したくらいです。
交際とお菓子
私も今まで全然意識していませんでしたが、お友達が来ると疑問もなくお菓子を食べさせてました。
一人目の時はそれなりに気を使っていたけど、二人目になると上の子が食べているものを食べるようになるし、お菓子デビューも必然的に早くなります。
「喜んでくれるかな」と思うとお菓子やアイスを買っておきたい。私も同じ気持ちでした。
人付き合いの時はどうしても子どもをお砂糖にさらしてしまいがちですよね。
むし歯の発生に関係する糖と潜在脱灰能
そんなわけで、3歳までお菓子を与えないというのが難しいとしても「虫歯の発生に関係する糖」そして「虫歯になりやすい食べ物」だけを避けることはできるかなと思いました。
お菓子がダメといっても、お砂糖が入っていないお菓子もありますし、比較的う蝕を引き起こしにくいお菓子もあります。
「お菓子を食べている雰囲気を味わいたい」という時は楽しんでもいいんじゃないかな?と思います。
むし歯の発生に関係する糖
「むし歯の発生に関係する糖分」とは、でんぷんのような多糖類はのぞいて、単糖類と二糖類ーつまり砂糖やブドウ糖果糖液糖、みりんの糖分、果物の果糖などを指します。
- ブドウ糖
- ざら目糖
- グラニュー糖
- 白糖
- 三温糖
- 氷砂糖
- 和三盆
- テン菜糖
- 黒砂糖
- きび砂糖
など、いわゆる「シュガー」「砂糖」と言われるもの。
ほかに、果物の果糖、みりんの糖分、メープルシロップ、はちみつ、水飴など。
引用 ちいさい・おおきい・よわい・つよい no.98―こども・からだ・こころBOOK 歯にいいレシピ!!
むし歯ができるためには、細菌と砂糖が必要です。
歯はとても強いもので、特にエナメル質は自然界でダイヤモンドのように硬く、とても丈夫です。しかし弱点があり酸には溶かされやすいのです。
糖分には砂糖のほかにブドウ糖、果糖、乳糖などもありますが、むし歯を作る力がもっとも強力なのは砂糖で、ほかの糖はかなり弱くなります。
ですから、甘いものを食べたいときは果物などを食べた方がむし歯になりにくいのです。
潜在脱灰能ーどんな食べ物がむし歯になりやすいか
市の1歳半健診や三歳児健診に行くと、むし歯になりやすい食べ物の絵が書いてありますよね。チョコレートやキャラメルがむし歯になりやすいのはなんとなく想像がつくと思います。
食品のう蝕誘発度指数を数値で示した一覧があります。
出典 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kak/grp/02/BOSHI2.pdf
北海道の母子手帳指導マニュアルに書いてあったそうですが、母子手帳に必ず載せておいてくれ!という表ですよね。
この表を見て、受け取り方は人それぞれだと思います。
キャラメル入りチョコレートはわざわざ子供に与えるかな?と思いますが、菓子パンやポテトは食べさせる機会が多い気がします。
歯にへばりつく&砂糖はダメだということがこの表からわかります。
しかし、個人的にはポテトと米飯(白米のことでしょうか?)の潜在脱灰能の指数が高いことがショックでした。
でんぷんなどの多糖類はむし歯に関係ない糖と書いてあったのに、潜在脱灰能の指数が高いってどういうこと!?と思いませんか?
これに関してはまた別記事にしたいと思います。
カロリー計算みたいに全ての食品の潜在脱灰能がわかる表みたいなものがあればいいなぁと思いましたが、探しても見つかりませんでした。
※もしご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけると嬉しいです。
いろんな歯科の先生の本を読んでいるけど、先生によって見解がかなり違います。
芋はむし歯にならないと言っている先生もいるし、せんべいがむし歯になるという先生もいます。
ジュースは糖分が隙間に入り込むという先生もいるし、果物でもむし歯になるという先生もいます。正直よくわかっていないのかな?とも思います。
でも、どの先生でも共通しているのは砂糖はものすごくむし歯を引き起こすということでした。
砂糖がありふれている異常な世界
夏休みに子供と図書館に通っていたら、戦争関連の絵本がオススメコーナーに並んでいて「おとなになれなかった弟たちに・・・」という本を読んでと長女にせがまれました。
作者が小学校四年生の時、第二次世界大戦中に生まれた小さな弟が、栄養失調で亡くなるという悲しいお話です。
戦争中で食糧難な中、乳児である弟のために配給されるミルクを、甘いものがほしい作者は盗み飲みしてしまいます。
それほどまでに甘いものは貴重だった戦争中。
そこまで貧しい時代に戻るべきとは思わないけれど、今はかなり気をつけなければ大量に砂糖を摂取してしまいがちです。
夏休みに、小さな子供と妊娠しているお母さんが公園で甘い炭酸飲料とグミを食べているのを見かけました。
私もちょっと前まではそんな感じでしたが、意識しないと今の世の中は本当に砂糖に囲まれています。
いつでも簡単に手に入り、毎日毎日砂糖を摂取することは本当に簡単です。
そう考えるとゾッとしました。
お菓子なし育児より、砂糖なし育児
いろいろ調べて、お菓子を与えないというよりは「砂糖なし育児」を頑張ろう!と思いました。
しょっぱい系や、お砂糖を使っていないお菓子ならいいよ、と言ってあげられるように。
今は砂糖なし育児を目指して四苦八苦しています。
今はcozy-nest 小さく整う暮らしのオズさんが紹介していた「はやねはやおき四回食」が
お菓子なし育児のバイブルになっています。
いろんなお母さんが「泣いた時にアメを食べさせていたけど、きっぱりやめた」などなど、あの手この手でお菓子に頼らない育児にシフトしているのを見て元気付けられました。
もし、毎日砂糖菓子を与えているお母さんがいたら、ちょっと立ち止まってみてほしい。
もし、砂糖なし育児をやってみよう!と思ったお母さんがいたら、一緒に頑張りましょう!
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www.mushiro-kitchenclinic.com
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