妊娠・授乳中はステーキなど脂っこいものは避けた方がいいという情報を見かけます。
実際のところどうなんだろう、食べるとどうなる?と疑問に思いますよね。
私も乳腺炎でのたうちまわったことがあります。肉食、菜食などいろいろ試してきた二児の母としてお答えしていきたいと思います!
妊娠・授乳中に動物性たんぱく質を避けた方がいい理由
出典 http://kiyo-san.jp/blog/20141110160604/
動物性たんぱく質は食べ物の腸内遺留時間を長くすることがわかっていて、たくさん食べるほど便が腸内にとどまる時間が長くなるのです。体内の毒素を排泄するには明らかに不利です。妊娠前後、授乳中は動物性たんぱく質は10%まで減らしてください。
と「じつは危ない食べ物」でKIYOさんは言っています。
妊娠中お母さんが肉食だと、キレやすい子供になる?
お肉などの動物性のタンパク質は私たちの体内では消化されにくく代謝の過程で老廃物をたくさん残してしまうのです。
さまざまな病気のもとはこの老廃物が酸性毒になってしまうことにあります。
陰陽のものさしで見てもこどもはもともと陽性だから極陽性のお肉を食べさせるとバランスを欠いてしまいます。
陽性があまりに高すぎると落ち着かない、切れやすいなどこどもの性格にも影響を与えます。
「若杉ばあちゃんの一汁一菜子育て法」若杉友子
長女の妊娠中は普通にお肉をたくさん食べていたのに対して、次女の妊娠中はできるだけ菜食で過ごしました。
結果、長女がキレやすいかというとそういうわけではありませんが、次女の情緒の安定感がすごいです。機嫌が悪いところをほとんど見たことがありません。
次女の予防接種前の診察で医師に「この子は安定しているね。普通診察の時は脈が上がるものだけど」と言われたことがあり、妊娠中に動物性たんぱく質をどういう割合で食べたかで子供の性格が変わるんだな〜と思いました。
授乳中の肉食は乳腺炎になる可能性が高い
実際10%を超えて動物性たんぱく質をとるとどうなるかというと、授乳中の場合乳腺炎になる可能性が高くなります。
私も年末年始のご馳走続きで、年始に乳腺炎で高熱を出したことがあります。
年始初日の仕事中に、痛みを感じたので搾乳したタオルを後で見たらピンク色に染まっていたことがありました・・
その頃は毎月市場で肉を買い込んで小分け冷凍して食べていました。
老廃物が溜まっていたところへ年末年始でご馳走が続いて、トドメで熱を出した感じだったのだと思います。仕事も休めなかったので、本当に悲惨でした・・
それでもステーキ食べたいあなたに!
食べる時は必ず、消化を助ける酵素を持った野菜や海藻類を3倍以上、付け合わせてください。
少しくらい値段が張っても、自然の中で自然に育った、とびっきりおいしい”本物”を奮発しましょう。
きっと少量で満足がいくと思います。
食べた後は梅しょう番茶で体リセット
そうは言っても、お付き合いなどで量をコントロールできない時もありますよね。
そういう時は思いっきり楽しんで、食べた後に調整するのもひとつの手です。
梅しょう番茶という仙人流お手当があります。ステーキを食べた後は必ず、梅しょう番茶を飲んでリセットしておきましょう!
梅しょう番茶のレシピ
《効用》
疲労回復、胃腸強化、腹痛、血液浄化、冷え性、かぜ、神経痛、貧血、低血圧、下痢、頻脈、動悸に
《材料の割合(一回分)》
梅干し・・・・・・・中一個
しょうゆ・・・・・・小さじ1&1/2
しょうがのすりおろし・・・・・小さじ1
三年番茶・・・・・・150〜200ml
梅干しは無添加&天然塩で漬けられたものを使うと薬として効果を最大限に発揮します。
伝統的な製法で伊豆大島の海水から作られている「海の精」で作られた梅干しがおすすめです。
梅が苦手な人は小梅から始めてみるといいと思います。
シソをよく食べるとストレスに強くなります。ストレスフルな人はシソで漬けた梅干しがおすすめですね。
国産有機 紅玉梅干 200g 奈良県吉野と東紀州の契約農家で栽培した梅とシソで漬け込んだ梅干し
シソでストレスに強くなると伝えたら「シソジャンキーになりそう・・」といとこが言ってました。どんだけストレス溜まってるの!
《作り方&飲み方》
梅干しを湯のみ茶碗などにいれて箸でよく潰し分量のしょうが汁(またはしょうがおろし)としょうゆを加え、グラグラ煮立ってる番茶を注ぎます。熱いうちに飲みます。
動物性たんぱく質を10%まで減らす工夫
レシピ本やテレビ番組を見ていると動物性たんぱく中心のメニューがとても多いです。
魚はともかく、肉卵をほとんど使わないというとメニューもかなり限られてきますよね。
私も肉中心の生活から野菜中心に切り替えるために一番苦労したのは「お肉の満足感が再現できないこと」でした。
そこでとても参考になったの本がこの本。
わかなぱんという湘南のパン屋さんを営んでいるなかもとわかなさん。
家族の健康のため菜食で、糖分も使わず、油もなるべく控えめな料理を作っていた時期もあるそうですが、今はからだが欲しているものが何かを感じることが一番大切だと思っているそうです。
菜食をするためのポイントをいくつかまとめてみました。
お肉のふくよかな「だし」の代わりにコクを出すオイル
卵、魚は無いものと考えればいいとしても、お肉はだし代わりというか、料理から切り離すのがなかなか難しいものです。
ベジタリアン向けのレシピ集を見ると大豆たんぱくで出来た「肉もどき」が出てきますが、どうも違う気がしていました。
私の義母はベジタリアンではありませんがお肉が苦手です。
でも、肉もどきを使うでもなく、作っていただいた肉なし料理を「物足りない」と感じることはありませんでした。
その秘訣を聞いてみると「焼いた油を入れるんだよ〜」と言っていました。揚げ物に使った油を、最後にコクを出すために少したらすんだそうです。
我が家では太香ごま油を最後にたらすようになりました。
「未精製の菜種油を入れると野菜料理にコクが出る」というわかなさん。
「菜食をしていると、なんとなく体が油を欲しているような気がするので、全体的に、気持ちたっぷりめの油を使っています。」
というわかなさんの真似をしはじめてから、お肉を使う量が減り、満足度がぐっと上がりました。
我が家で使っているごま油
わかなさんちの菜種油
最後に油をたらすことで、ひき肉無しの麻婆茄子もめちゃくちゃ美味しいです。
ぜひポチッとしてお試ししていただきたいです。
彩りを添えるにんにくやお酒
魔法のように風味が加わるワインやお酒。
彩りを添えるにんにくやスパイス。
しょうがやネギなどの薬味。
これらをうまく加えて、バランス良く盛り込むこと。
お気に入りの組み合わせを見つけておくと、料理も簡単です。
自分の塩加減を見つける
シンプルな料理だからこそ、こだわるのは塩加減。
野菜の甘みが最大限に引き出されるポイントがあって、それに足りなければピンとこないし、多すぎるとただ塩辛いだけに。少しずつ塩を加えていくと、急に野菜の香りと味がパッとする塩加減に出会えます。
「小さじ1」とは分量ではかるのとは違う、野菜と対話しながらの塩加減。
なかなか最初はできませんでしたが、塩をしているのに野菜が甘くなる瞬間がだんだんわかってきました。
これは、肉料理を作っている頃にはわからなかったことです。制限があることで、野菜と真剣に向き合うようになったと思います。
いかがでしょう、野菜料理中心の生活のヒントは見つかりましたか?
普段は穀物菜食を中心にすれば、たまーのお肉は思いっきり楽しむことができます。メリハリが大事だと思うんです。
無頓着な食生活は、子供が不機嫌になって子育てが負担になったり、乳腺炎になったり、結局自分にかえってきてしまうと思います。
今冷蔵庫にあるお肉が終わったら、次はお肉を買わないで野菜料理に挑戦してみてください!
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