こんにちは。5歳2歳の姉妹の母あすかです。
本日の活字中毒書店は今話題の健康常識パラダイムシフトシリーズ「糖尿病は”砂糖”で治す!」崎谷博征著です。
私は糖尿病とは縁がないのですが、友人たちが崎谷先生や代替医療師バニラさんの講演会にこぞって行っているので気になって読んでみました。
糖質制限で体調を崩している人、体が甘味を欲している人は読んで見るといいと思います。
糖について、私なりの解釈を書いてみます。
目次・あらすじ
- 驚きの発見!糖尿病の治療は砂糖であった!
- 糖の代謝が命の源
- 糖尿病の真実
- 高血圧は病気の原因なのか?
- ”砂糖”の驚くべき波及効果
文系主婦なので、化学式などは理解できていませんが、頭が煮えそうになりながら2回読んでこんな風に解釈しました。
☆プーファ(PUFA:多価不飽和脂肪酸。オメガ3&6)が糖の代謝をブロックしてしまう=細胞内糖利用障害
全体的には糖が悪いのではなく、糖の代謝を邪魔するPUFAがよくない、という話です。
☆「砂糖(あるいは果糖)は体に悪い」「糖尿病は砂糖病だ」はデマ
☆砂糖あるいはショ糖(サクロース)の=糖(グルコース)でははなく
砂糖(サクロース)=糖(グルコース)+果糖(フルクトース)
☆Ⅱ型糖尿病と診断された70代女性に、プーファフリー(PUFA:多価不飽和、フルーツをたくさん、砂糖の入ったものを積極的にという指導で血糖値、HbAlc値が3ヶ月で正常に入った
→にんじんリンゴジュース、黒糖入り生姜紅茶で断食する、石原結實先生の「食べない健康法」みたいだなーと思いました。
☆健康の場(ヘルスィネス・フィールド)の特徴は、エネルギー代謝が滞りなくスムーズに流れていること。細胞レベルでみると、ミトコンドリアで電子の流れが最後の酸素に受け渡されるまでスムーズに流れている場。
→中医学でいうと「気」みたいなものなのかな?と解釈。
☆健康の場→糖の完全燃焼(糖・果糖の燃焼)
病気の場→糖の不完全燃焼(脂肪・タンパク質の燃焼)
☆脳は糖やエネルギーを必要としている。脂肪のエネルギー燃焼によるエネルギー調達では、酸素をより多く必要とするため、脳の神経細胞が酸欠になる。
→脳は糖が必要っていうのはこういうことかな?
☆低炭水化物食(糖質制限)、ケトン食などの”低血糖”ストレス食事法は、シックネスフィールド(病気の場)のへの赤いカーペット
→徹底して糖質制限してる人結構いると思うけどね?
☆ノンカロリー、ダイエット飲料・食品は実際の糖、果糖が入っていないだけでなく、脳の神経細胞に深刻なダメージを与える人工甘味料が入っているため非常に危険。
→砂糖といっても、精白糖や人工甘味料を推奨しているわけではないです(;´Д`A
やっぱり人工甘味料は危険ですね。。
☆1950年頃から「糖尿病は砂糖病」という激しいキャンペーンが始まった
プーファがコレステロールを低下させる、プーファが必須脂肪酸という洗脳が始まった
砂糖はコレステロール合成を高めるので、心臓血管病の原因だ
という二重に捻れた説を流布させた。
この説でうまくオメガ6系のプーファである植物油脂の販売促進に利用される
→この辺はワクチンと構造が似ているなーと思いました。
プーファフリーについて勉強会を開いている藤原さんのブログにもこんなことが書いてありました。
世の中の健康情報は人々の健康のためではなくマーケットのためにあるのです
ほんとそう!!
離乳食にしても、予防接種にしても、健康関連の情報っていうのは私たちのためじゃなく、利益のために隠されていることがたくさんあると思う。
☆細胞内糖利用障害というメカニズムは決して糖尿病に限られるものではなく、全ての慢性病に共通している
→崎谷先生は西原免疫学研究所を修了していて、ミトコンドリアが健康の鍵を握っているというベースは西原先生と同じです。
西原医師は、ミトコンドリアの最大の敵は「冷え」であると言っています。
口呼吸や冷たいもの中毒、骨休めなどを徹底することにより、細胞内感染を改善していくことが西原医学です。
どの糖を、どのくらいとるのが自分にとってベストか
崎谷先生の本を読んで、体が糖を欲しているのは間違いじゃなかったとわかりました。
薬膳でも甘味は脾臓に入るもの。脾臓の薬です。
でも、量が多すぎても少なすぎてもダメで、どのくらいの量が自分にとってベストかというのを知る必要があると思うんですよね。
では、どうしたら自分にとっての適量を知ることができるでしょうか。
過多だったり、不足していた場合どこに影響が出てくるのかっていうのを学ぶ。
この辺は中医学が得意とするところですが、難しいので3つのポイントをおさえてみました。
五行論を知る
東西薬局さんでもらった五行学説のプリント。冷蔵庫に貼って毎日眺めてます。
五行論について説明し始めると長くなるので端折りますが
脾と胃
肺と大腸
腎と膀胱
肝と胆のう
心と小腸
これらがセットで、それぞれに関連する顔のパーツがあります。
薬膳には五味という味の性質があって、五味はそれぞれ入りやすい臓器があります。
酸味は肝に入り
苦味は心に入り
甘味は脾に入り
辛味は肺に入り
鹹味(しょっぱい味)は腎に入ります。
例えば脾・胃は甘味が入っていきますが、過多だったり不足していると口に症状が出ます。
私の場合は甘いものが過多だと口が乾燥したり、口内炎ができたりします。
(薬膳では甘味といっても、鶏肉や白米、くるみ、いわし、えびなど一般的な「甘味」とはちょっと違います)
五臓にはそれぞれ五味といって入りやすい味があり
例えば脾・胃は甘みですが、甘味が過多だと実する(有害物が充満する)
不足すると虚する(本来の機能が低下する)
で、さらに過多だったり質が悪かったりするとだと矢印の反対側の臓器にも悪さをし始めます。
脾・胃の反対側は腎ですよね。虫歯とか、むくみとか、耳に症状が出てきます。
正経十二経脈を知る
中医学には正経十二経脈というものがあり、それぞれの経脈は特定の臓器に繋がっていて治療に使われます。
例えば私の場合ですが、胃に熱がたまっていた時は、胃の経絡上に蕁麻疹が出ていました。この時はコーヒーとお酒でしたw
どこの経絡上に湿疹や不調が出ているかというもの不調の原因をたどる1つの目安になります。
臓器の時間を知る
臓器の時刻表というのがあります。臓器が活発に動く時間はこちら。
肝臓 午前1時〜3時
肺 午前3時〜5時
大腸 午前5時〜7時
胃 午前7時〜9時
脾・膵臓 午前9時〜11時
心臓 午前11時〜午後1時
小腸 午後1時〜3時
膀胱 午後3時〜5時
腎臓 午後5時〜7時
血液循環 午後7時〜9時
エネルギーの蓄積全般 午後9時〜11時
胆のう 午後11時〜午前1時
臓器の時刻表についてのお話です | ファミリー薬局
例えば、いつもじんましんが出る時間が同じだったり、症状が出る時間が特定されていれば、この時間をみて見るのも1つです。
友達の子が湿疹に悩んでいて、黄色い汁が出ていました。
汁がひどく出る時間帯を聞いたら夜のうちで、肝・胆の時間帯でした。
そして胃・脾の経絡上に湿疹が出ていることから、質の悪い油をとっていませんか?という風に原因を特定していってました。
私もまだまだ勉強中ですが、自分の身に起こった不調の原因がなんとなーーーくアレかな?というのがわかってきました。
この辺は東洋医学の教科書がオススメです。
基本単語が外国語(中国語)なんで難解です・・
結局、中庸ってこと
中医学の先生に、糖質制限など最近のトレンドについて色々聞いてみましたが
体の状態に合った分だけ、質のいいものを適度に=中庸
と言っていました。
甘いものは血を増やしたり、脾臓の薬になりますが、多すぎると有害にもなります。
私もドライフルーツはよく食べますが、やっぱり黒糖はちみつは食べ過ぎちゃうみたいで胃に熱を持って体の液体を消耗してしまい、口が乾いたり口内炎になったりします。
この辺は自分に合った甘味の選択じゃないかな。
質が悪いものの中には米の品種の話もしていて、もち米は浮腫ませてしまうので、もち米と掛け合わせたコシヒカリなどの品種は白砂糖と同じ効果だと言っていました。
最近良い米探しに燃え尽きてて家の前にある精米機の自販で米買ってたんで、質もへったくれもないですよねw
なので最近ササニシキをお米やさんで精米してもらって、搗きたてを食べてます。
毎日トライアンドエラーの日々です。毎日実験です。
自分の状態に必要かどうかを検証しつつ、新しい情報を取り入れていけたらいいんじゃないかなと思います。
崎谷理論は薬膳をサイエンスで検証したって感じかなぁ。
糖質制限で調子が出ない人は必見だと思います。
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