子供に台所でお手伝いしてもらうための4つのステップ。

台所育児

毎日食事作りをしているお母さん(お父さん)お疲れ様です。

ご飯を作っている間、お子さんは何をしていますか?

ゲームをしている?テレビを見ている?兄弟と遊んでいる?

せっかくなら料理を手伝ってもらうのはどうでしょうか。

親が楽しそうに台所で何かしているのを、子供はよーく見ています。

台所でお手伝いしてもらうための4つのステップをまとめてみました。 

 

子供の好き嫌いがなくなる台所育児

坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を」という本をご存知でしょうか。

1歳から包丁なんてとんでもない!と思いますよね。

私もこの本の存在を知ったのは長女が2歳の頃でしたが、積極的に台所を手伝ってもらっています。

最初は米とぎ、味噌汁の味噌をとく、レタスを千切る、パンの計量など簡単なものを手伝って(邪魔して?)もらっていました。

3歳10ヶ月になった今ではかなり役に立つようになってきました。

先日は梅シロップを仕込みましたが、私は作業の指示だけして、ほぼ全部3歳児にやってもらいました。

「梅シロップ、いつできるの?」というスローフードを理解しつつある3歳。

今年は天地返しも参加できたので、すぐに食べられないものというのはわかってきているようです。

この本には包丁の選び方など、いろんなノウハウが詰まっています。

まずこれから始めるよ!という方に基本の三か条をまとめてみました。

台所育児 基本の三か条

1ちょうどいい高さではじめる

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ほとんどの台所は設計が大人サイズ。

子供の身の丈にあった場所をセットするといらない怪我をしません。

お風呂の椅子や、電話帳を置いて高さを調節してみてください。

台所仕事をするには、ひじが「く」の字に曲がる程度の高さがちょうどいいです。

坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を

 我が家ではスーパーのコンテナをひっくり返したものを台として使っています。

高さを調節できて安定すれば台はなんでもいいと思います。

2ひたすら見守るべし

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子供が早くから台所育児をするようになれば、お母さんはさぞや楽になるだろうと思われるかもしれません。

 

でも、実際には子育て全般に手がかからなくなる小学校高学年くらいまでは、台所育児もガマンガマンの連続、そのしんどさは並じゃないと思っていていください。

体力的に疲れるのはもちろん、なんたって「気疲れ」するのです。

とにかく手をだすのは最低限にして、子供を止めるのは本当に危ない時だけにしてください。

「危ない」とか口を出すのもびっくりするから極力控えて。

口はチャック、手はしばっていてください。

坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を

一通り説明をして、とにかく子供にやらせてみます。

 これが、かなりツライ!かなり疲れます。

お米はぶちまけるし、水はこぼしてびちゃびちゃになるし、台所が粉だらけになることも。

でも、口を出すのは「本当に危ない時」と「遊び始めた時」だけ。

料理は楽しいけど遊びではないので、遊び始めてしまったら「もうやめようね」とけじめをつけます。

3ほめてほめてまたほめて

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それから大事なことは、どんなささいなことでも子供ができたことはほめてあげること。

そして「ありがとう」を忘れないこと。

おだしがとれたらちょっと味見をして「うん、おいしい!上手にできたね。ありがとう」

その達成感が喜びと自信を養ってくれるのです。

ただし、間違ったこと、中途半端なことまでほめてはいけません。

ていねいにわからせてあげましょう。間違ったままで覚えてしまっては、ひいきのひき倒しです。

坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を

私は長女がお手伝いしてくれたものは3回ほめるように心がけてます。

お手伝いしてくれたとき、食べるとき、そしてお父さんやばあばに手伝ってくれたことを伝えるときです。 

四か条、台所育児のスターターアイテムを揃える!

台所育児の本には載っていませんでしたが、私は台所育児のスターターアイテムを揃えることをオススメします。

お子さんが未就学児だったら、エプロンが一押しです。

大人もそうですが、何かを始める時はまず格好から入りますよね。

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今までもエプロンは持っていたのですが、ヒモのタイプで自分で結ぶことができませんでした。 

長野に住む義母からかわいいエプロンを入園祝いとして送っていただいたのですが、これがとっても良かったのです。

 

ゴム&マジックテープのエプロンで、子供が自分で引き出しから出してきて着ることができます。 

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首のところもマジックテープ&ゴムでてきています。

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腰のところもゴム&マジックテープ。

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三角巾もゴムでできています。

私が料理を始めると、おもむろに隠れて「クックルンに変身したよ!」と言って現れてお手伝いしてくれるようになりました。

この三角巾が特にテンションが上がるようで自分でつけてくるのですが、どうも幽霊が化けて出てくる時に頭につけている三角のアレ(天冠というらしいです)のようになってしまうのがウケます。

子供が一番好きな遊びは家で起きたことを再現する「おうちごっこ」

今までフルタイムワークだったので保育園に行っていた長女ですが、この春から自然保育の幼児園に転園しました。

毎日リュックにお弁当と水筒と着替えを持って、バスでいろんな公園に行くという毎日遠足な日々でとても楽しそうです。

遊具がある公園というよりは、原っぱだけ公園に連れて行くことが多いようで、子供達が遊びを作り出すことができます。

その広大な自然の中で、特にカリキュラムもなく子供達の好きなように遊ばせています。

子供たちが一番好きな遊びは男の子も女の子も「おうちごっこ」。

葉っぱや石を食材に見立ててカレーを作ったり、お母さん役、お父さん役、ペット役に分かれてお友達とごっこ遊びを楽しんでいます。

カレーを作るときは「ちょっととろみが足りないわね」なんて言ってるみたいです。よく見てますよね。

園長先生が「こんな広い自然の中でそんなチマチマ遊んでて楽しい?」と子供に聞くと怒られると言ってました笑

台所好きの遺伝子は受け継がれる

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私の母は料理が大好きです。

特にパンを焼くのが好きで、そのクオリティはプロ並み。

パンを山のように焼いて親戚に食べさせることに幸せを感じるという、リアルジャムおじさんのような人です。

食べるものは何でも作ってみたいタイプ。

パンに入れるフィリング(具材)や乗せるドライパセリまで何でも手作り。

私は24歳の時に家を飛び出して、ろくに花嫁修行もせずにさっさと結婚してしまいました笑

今では母とパンや料理を作るのが最高に楽しいです。

そういえば小さい頃の夢は「おかあさんになること」だったなぁ。

 

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でも、不思議なことに、祖母は料理がそれほど得意ではなかったそうです。

料理好きな曽祖母(ひいおばあちゃん)と一緒に住んでいたというのもあるかもしれませんが、料理好きは隔世で遺伝する場合もあるようです。

子供は、親が楽しそうにしていることはマネしたくなります。

料理ができるというのは生きていく上で大切な技術です。

「台所育児」の本を読んで、ぜひ今日から子供と台所育児を楽しんで欲しいと思います。

 

ゴム&マジックテープのエプロンも忘れずに!


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