眠れない、起きれない時間のヒミツ/臓器の時刻表

中医学

こんにちは!人よりちょっと知りたがりの三児の母あすかです!中医学を勉強しながら発信したり、1歳半からの遅い離乳食「西原式育児」のオンラインコミュニティを主催しています。

小1次女は今週1日学校を休んでいて、休んだときは近所に出来たフリースクールに通っています。
フリースクールの親の会があって、小・中学生の子が午前中具合が悪い、昼夜逆転してしまうっていうお悩みがありました。
中医学的にはどう捉えるかを書いてみました!

臓器には時刻表がある

中医学には臓器が活発になる時間を表した時刻表『子牛流注(しごるちゅう)』があります。

内臓を12個に分類する考え方(正経十二経脈)があって、24時間を2時間ずつに分けてるんですね。
各内臓が担当する時間帯に内臓を休ませると健康でいられるという考え方。

特定の時間に症状が出る場合は、時間帯を聞くと高確率で内臓とリンクしています。

中医学的によく聞く時間と症状を3つ挙げてみます!

夜11時~3時に眠れない、肝・胆のうの時間

 

夜11時~午前1時は胆のうの時間。
この時間帯に寝ていると胆汁の分泌、排泄が活発になります。逆にこの時間に起きていると胆のうが休まらなくて胆のう・肝臓の病気になりやすくなると言われています。


中医学では表裏といって、臓器のペアがあります。
胆のうのペアは肝臓。
午前1時~3時は肝臓の時間。
肝はいわゆるアルコールの分解や、血を溜めるのがメインのお仕事。

この時間帯に眠れない人はお酒を飲む大人の男性に多いのですが、眠れないからお酒を飲むのか、お酒を飲むから肝熱が上がって眠れないのか、鶏が先か卵が先かっていう話です。

子どもの場合は、目は肝臓の窓と言われてるのでゲームやスマホで肝臓の血を消耗しているのでこの時間帯に眠れないという子も多いのでは。

午前3時~5時に咳き込む、肺の時間

肺も眠って休ませることでキレイになり、全身に酸素をいきわたらせる準備をしています。喘息などの肺が弱い人は、この時間帯に発作が起こることが多いです。咳で朝方起きちゃうという人の話はよく聞きます。

寝ている時は胃腸が動いてないところに、朝方の冷たい空気に肺がやられちゃうんですね。

朝7時~9時は胃の時間

胃が一番元気に動いて、消化がさかんになる時間帯です。
できればこの時間の食事は温かくて消化に優しいものがオススメ。
食べたものから肝臓に溜める血が作られて、血がないと眠れないと考えるのが中医学。
朝はおかゆがオススメ!生米から炊く中国粥に去年の夏ハマって以来、ずっと朝粥派です。次女と一緒におかゆ食べてます。

朝9時~11時は脾の時間

脾とは、中医学でいうところの消化器のおやぶん的存在。食べたものの中で栄養になるものに、どこの臓器に行くかタグをつけて全身に送り出す仕事をしています。
この時間は本来気血が一番養われている時ですが、肝・胆のうの時間に眠れてなかったりすると午前中調子が悪い、起きれない。卵が先か鶏が先かって話ですね。

病院では「ストレスですかねぇ」と言われるようなことも、中医学ではこういうフォルダ分けがあって、理由がわかります。

理由がわかると「あ、もしかしてあの不調ってあの感情/食べ物/気候変化が原因?」っていうのがわかります。そうしたら対策ができますよね。
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