漢方と病院の薬ってどう違うの?

はじめての中医学

こんにちは!人よりちょっと知りたがりの三児の母あすかです。中医学を勉強しながら、お母さんのための家庭の医学最強版オンライン講座「はじめての中医学」や、西原式育児のオンラインコミュニティを運営しています。

9月13日(月)に「はじめての中医学」漢方の回をやります!

産後体力がダダ漏れ〜子供の体力に追いつけなーい!って人は、必見です。

詳しくはイベントスケジュールからどうぞ〜

漢方ってなんなのさ

漢方って、今までふれ合いもなかったし、なんだかよくわかんなーーい!って思ってたんですが、病院の薬と漢方の違いってそういうことなのねーと私の中でスコンと納得した話(by中医学勉強主婦仲間おしげさん)があったのでシェアします。
薬剤について専門知識をお持ちの方にとってはツッコミどころがあるかもしれませんが、ご容赦くださいってことで。

薬の種類には大きく分けて2種類。

・単剤(たんざい)→西洋薬やサプリメント。効果があると思われる成分にだけ特化して抽出したモノ。それ単品では副作用に対応していないので胃薬など複数処方される。
・方剤(ほうざい)→漢方薬。色んな種類の薬が合わさったモノ。1つの薬の中に主剤・副剤など、効果を促進するもの、逆に抑制するもの、副作用を避けるものが混合されています。

サプリメントや西洋薬などの単剤は「症状」に対して処方されます。症状を抑えるものなので、原因をつぶしてるわけではない、という場合があります。

漢方っていうのは「証」=診断ありきです。
証っていうのは患者さん一人一人の心と体をあらわしたもので、証をもとに漢方が処方されます。
なので、症状が同じでも、違う漢方が処方されることもあるし、逆に症状が違うけど同じ漢方が処方されることもあります。

漢方に使われる生薬は、食品として使われてるものも多くあります。
副作用がない、っていうイメージがあるかもしれませんが、生薬の中でも副作用を起こしやすいものもあります。
例えば、麻黄湯の麻黄。麻黄湯っていうのは風邪の初期、ゾクッと悪寒を感じたときに飲む薬です。
麻黄の麻は麻婆豆腐の麻。辛いものを食べると汗かきますよね。汗をかいて表面近くの風邪をパッと散らします。

一時的には良いけど、辛いものを食べて汗をかく状態を長く続けようとは思わないですよね。

漢方でも色んな性質の薬があるんですが、はじめての中医学講座では飲んで一週間でよくなった!みたいな漢方じゃなくて、1年経ってそういえば、あの症状がない!みたいな地味だけどイケてて安い漢方をいくつか紹介しています。
お医者さんも漢方クリニックの先生もお仕事なので、効果が出にくい、わかりにくいものはなかなか処方しづらい。


中医学には、補と瀉という独特の考え方があります。
補っていうのは、補うこと。気や血、内臓の働きを補って、体力、免疫力を上げます。
瀉は取り除くこと。熱を下げたり、西洋医学では除去手術や抗生剤、解熱剤などの処方がこれにあたります。

西洋医学は基本的に瀉です。
中医学は補う&取り除くことの両方からアプローチします。

お金に例えると「使って循環させる」っていう考え方もあるけど、そもそも入るものがないと枯渇したり自転車操業で燃え尽きてしまうこともありますよね。。

で、補う漢方っていうのが、まぁ

地!味!

なんですわ。

掃除に例えると、お風呂用洗剤、台所用洗剤、トイレ用洗剤、とか色々そろえたけど、結局重曹、クエン酸、石けん、過炭酸ナトリウム、セスキ。このあたりを揃えちゃえば網羅できる。そんな感覚です。
専用の薬剤が必要になるくらいの(カビ取り剤とか)汚れ=病気を溜めない生活をしていれば、マイルドな洗剤類で全然オッケー。っていうのに似てるかな。

という主婦目線爆発な「はじめての中医学」最終回の漢方講座は9月13日月曜日です!乞うご期待!

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次回は9月13日(月)10時〜漢方の回です!

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相方おしげさんの風邪と中医学の話。コロナのこともしゃべってます〜

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