産後うつからの脱出!まっとうな食卓のための8か条

薬なし育児

我が子はかわいいけど、どこか気持ちが冷めている。どうもかわいいと思えない。疲れやすい。落ち込みやすい。そんなお母さんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
木下優樹菜さんの「ユキナ育」でも赤裸々に語られていた産後うつ。

その頃、身体の調子が明らかにおかしいことに気づいていました。莉々菜と2人っきりになると決まって出てくる、息ができなくなる感じと激しい動悸。急に冷や汗が出たり逆に超暑くなったり。とにかく息苦しくて、死ぬかもしれないっていう訳分からない感情に襲われるようになってしまったんです。母乳あげなきゃいけないのに、もちろん食欲はないし、朝から何もやる気が起きなくて。生きてる心地がしなかった。
ユキナ育。」木下優樹菜

私も一人目の時は産後うつっぽい時期がありましたが、食生活を変えることで克服しました。食事を変えて産んだ二人目は、それはもうかわいくて仕方がないのです。次女にイラッとしたこともないし、何をしてもかわいいので「かわええな〜」と常に恵比寿天もしくは德光和夫さんみたいな顔をしていると思います。
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じつは危ない食べ物」の南清貴さん(過激なおっさん)が、どんな食生活を送ればいいか「まっとうな食卓のための8か条」を具体的に書いてくれていたのでご紹介します。これは、産後じゃないうつ病の人にも是非読んで欲しい内容です。

まっとうな食卓のための8か条

1.コンビニエンスストア、スーパーなどで売っている加工食品は食べない

おっと、いきなりハードルが高いですね!
食品に加えられる人工的な成分をできるだけ摂らないためです。
添加物と呼ばれるものの大半はここ数十年に登場したもので、それらが人体にどのように影響を与えるのかほとんどわかっていないのです。自然に近い、人工的なものが少ないものを食べる方が、体に負担が少ないのは想像がつきますよね?

2.清涼飲料水は飲まない

真夏に飲みたいスポーツドリンクを手作りしたことはありますか?
砂糖、塩、レモンでまさしくイオン飲料のような味をつくることができます。
しかし、作ってみると砂糖の多さに驚くと思います。しかも、甘みをしっかり感じるためにはすごい量の砂糖が必要です。
甘いのに「シュガーレス」「ノンカロリー」と書かれているのは不自然だと思いませんか?その不自然な甘みはスクラロースやアセスルファムKといった人工甘味料です。
人工成分なので、人間の消化酵素では分解できません。こういうものは避けるべきです。

3.マーガリン、ショートニングなどトランス脂肪酸を含んだ食品は食べない

オリーブオイルや魚、肉の油なら自然界に存在するもので、人間はこういった成分を消化吸収するしくみを遺伝的に備えています。
しかし、現代の私たちの食卓には、こういった自然界に存在する脂肪とはまったく異質の、人体にとって「異物」としかいいようがない脂肪「トランス脂肪酸」が紛れ込んでいます。トランス脂肪酸は工業的に作られた油です。代表的なものはマーガリンとショートニング。単体では避けているという方も、パンやケーキ、アイスクリーム、クッキー、スナック菓子、コーヒーフレッシュといった加工食品類に大量のマーガリンやショートニングが使われています。しかも「植物油脂」という表記です。
「植物油脂」ならなんとなく植物由来の良さそうな油かな?と感じさせますが、特別な注釈が書かれていない限りショートニングのような工業的な油だとKIYOさんは確信しているそうです。
もし、天然のオリーブオイルなどの素敵な油を使っているのなら、ちゃんと「天然オリーブオイル使用」と書くと思うんです。そうは書かずに「植物油脂」と表記するのは、正体を隠しているということ。こういうものも食べないようにすることが肝心です。
この「植物油脂」はほんとうにいろんなものに入ってます。成分表示を見てみるとびっくりしますよ!

4.ファーストフード、ジャンクフードは食べない

「ファーストフードやジャンクフードは食べ物のような姿をした、添加物やトランス脂肪酸、酸化物質といった有害成分のかたまり」とKIYOさんは言います。(食品業界にいるのに過激です・・)
確かにいつも揚げ物がサクサクしているというのは不自然だと私も思います。
長時間揚げものに使った油は酸化が進み、黒ずんでドロドロになるのが普通です。揚げたものもサクッとしなくなるのです。そうなったらどうするか、フライヤーにショートニングを投入します。するとなぜかサクッとした食感が戻ってくるそうです。
ファーストフードでマネジメントをしている知り合いは「自分でも食べないし、家族にも絶対食べさせない」と言っていたそうです。

5.基本的に、食事は自分で作る

素材を買ってきて家庭の台所で調理する。自分の手で料理を作れば添加物などが入る余地が少なくなります。
私もそうでしたが、産休まで仕事に没頭して、産休明けたらフルタイムワークという生活だと「自分で作る」のが難しいと感じてしまいます。そんな時、働きながら男の子3人を育てて、ちゃんと家庭で料理を作っているベテランママさんのブログをずっと参考にしていました。最近本を出版されたそうです。
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3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法
買ったそばからぶどうの汁がついている・・
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週末の作り置きで「手間貯金」。平日は盛るだけ、添えるだけ。
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添加物の気になる加工食品は手作りするそうです。ハムは鳥ハム、チャーシューは紅茶豚、ベーコンは塩豚として。
子3人いて働いていても、ここまで手作りできるんですね。
ちなみに私がフルタイムワーキングマザーの頃は、夫や実家の母に惣菜作りを頑張ってもらってました。もうすぐ仕事復帰するので、またせっせと手間貯金をしたいと思います。
もう一つ手作り本のおすすめは、魚柄(うおつか)仁之助さんの「ひと月9000円の快適食生活」です。
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実家が大正時代から続く古典料理屋さんで、安上がりで安全な食生活を提案している方です。
1日3食手作りしてもかかる時間は1時間ちょっと。加工食品、テイクアウト、外食が減っておなかの具合がよくなる。みそや塩辛などの発酵食品までも簡単に手作りできる。そんな内容です。
魚の干物の作り方、いか塩辛の作り方、ごはんの炊き方、油の使い方など170項目あって、1日1項目半年間で食生活改善が可能!と言っています。
7〜8年前にマイブームで魚柄さんの本は読み漁ってました。しかしある時魚柄さんの著者近影を見た夫が「中島らもみたいなオッさんだな」と言うので、古典料理屋の息子=美味しんぼの海原雄山みたいな渋いオジさんを想像してたところから、ただの「酔っ払い」に変換されてしまい、私の中の魚柄愛が冷めてしまった瞬間でしたw 今愛が再燃してます。

6.「オプティマルフードピラミッド」を参考にして食べる

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出典 http://kiyo-san.jp/blog/20141110160604/
この数字は世界中の伝統食を分析して割り出した割合だそうですが、動物性たんぱく質が全体の1割というのは少ない感じがしますよね。レシピ本などを見ると、ほとんどが肉料理、卵料理ですから。
動物性たんぱく質は食べ物の腸内遺留時間を長くすることがわかっていて、たくさん食べるほど便が腸内にとどまる時間が長くなるのです。体内の毒素を排泄するには明らかに不利です。妊娠前後、授乳中は動物性たんぱく質は10%まで減らしてくださいとKIYOさんは言っています。
それにしても、穀物:豆が2:1というのはすごいですね。私も豆はそんなに食べてないなぁ。

7.信頼できる生産者さんとつながりを持つ

都会に住んでいると、この生産者さんとのつながりを持つことが一番難しいですよね。
お米に関しては、近所で開催された手仕事マーケットで青森の農家さんが出張販売しにきていた玄米を食べてすごく美味しかったので以来そこのお米を取り寄せてます。「うちの玄米は食べやすいです。無農薬、無化学肥料、堆肥に動物性のものを使わないお米もあります」と聞いて、私は「この人の作るものは信頼できる。この人から買いたい」と思えたのです。Amazonでお米を買っていた時には見えなかった「人の顔」が見えるものを買いたいですね。

8.買い過ぎ、食べ過ぎをしない

自宅の冷蔵庫にいつ買ったかわからない豆板醤や、使いきれずにしなびた大根などはありませんか?冷蔵庫の食材も、体の中の栄養も、自転車操業がちょうどいいのだそうです。一度冷蔵庫をからっぽにしてみるのもいいかもしれません。

どんなタイミングでも「不自然な食」に気づけた人は運がいい

産後うつや子供のアレルギー、アトピーなどで悩んだ時、それが「不自然な食」から来ていることに気がついた人はすごく運がいいと思うんです。その食品が何で出来ているかみる習慣っていうんですかね。気づけなければ、子供も休日は病院に通って半日を過ごしたり、大人も頭が痛かったり肩こりが治らなかったり、なんだかやる気がでなくてぼーっと過ごしたりすることになるんじゃないでしょうか。
このことを出産前に気づければ、お産も楽になるし子供もかわいいし、肌トラブルもアレルギーも夜泣きもない幸せな子育てになるんです。まっとうな食事をして、いい循環を作りましょう!

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