小児科でもらったクスリ、全部飲ませちゃいけないって知ってた?

薬なし育児

こんにちは。実は医療過誤の現場にいたことがある仙人主婦もむらです。

鼻水が出ているので小児科に行くと、抗生剤が処方されることがありませんか?

その薬は子供を守るために処方されるのではなく、

医師や病院の身を守るために使われるお守りだとしたら?

医療過誤で訴えられれば、処方した薬など隠すことは一切できません。

「薬をなるべく処方しない」という小児科は全国でも数えるほどしかありません。

お母さんが賢くなって

本当に必要な薬を見極められるようにならないといけない時代です。

鼻水が出ているだけなのに抗生剤を処方される理由

母子手帳のワナ―知られざる母子保健の真実という本にこんな風に書いてあります。

「症状がこじれて入院しなければならなくなった場合などに、

軽い症状のうちから抗生剤を処方していれば

『抗生剤まで出してもらって飲んでいたけど、仕方がなかったね』

ということになるが、処方されていなかった場合には

『あの時に薬を飲んでおけば入院せずに済んだのではないか』と

誤診扱いされたり訴訟のリスクに繋がったりするからだ」

引用 母子手帳のワナ―知られざる母子保健の真実 

 「抗生剤は子供を守るために処方されるのではなく、

医師や病院を守るために使われる御守りなのだ」

と高野先生は気づいたそうです。

証拠保全〜医療過誤・医療事故の世界〜

患者さんや患者さんの遺族が、医療過誤があるのではないかと疑った場合

弁護士さんに相談して証拠保全の申し立てができます。

証拠保全とは、医療カルテなどの記録を弁護士が入手すること。

証拠保全はなんの前触れもなく、病院に行く1〜2時間前に通達して

弁護士・裁判官がカメラマンと同行しカルテ、レントゲンなどの医療記録を複写します。

この↑証拠保全カメラマンの仕事をしていたことがあります。

それまでサービス業が長かったので、殺伐とした雰囲気に耐えられず3ヶ月で辞めたヘタレな転職歴ですが・・・

東京でも2社しかないので、ご存じない方がほとんどだと思います。

大学病院は淡々と事務的に証拠を出してくれますが

開業医の産科の先生は、証拠保全をしている間じゅう怒鳴り続けていました・・・

(産科はリスクが大きいというのはテレビでもよく見かけると思います)

病院側はある日突然証拠保全が入るので、改ざんもできません。

もし修正テープなどでカルテを改ざんしても

その下に何が書かれているか撮影する技術もあります。

医療過誤で訴えられることは、リスク以外の何者でもない。

それよりは薬を多めに処方して誤診扱いされないように身を守ろうと考えるのは

仕方のないことのように思います。 

ふつうのかぜにクスリはいらない

こういう理由で、子供のためではない薬が処方されているかもしれません。

お母さんはどうすればいいか?

私がかかりつけにしている小児科の先生は「ふつうのかぜに薬はいらない」と言っています。

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子どもに薬を飲ませる前に読む本という本を出版しています。

子供の薬のことが詳しく、わかりやすく書いてあります。

山田先生の文章はひらがなが多く読みやすいです。

ふつうの風邪の薬についてこんな風にまとめてあります。

  • かぜは特に治療をしなくても治るが、症状によっては薬で軽くすることができる
  • 解熱剤を使うと病気が1〜2日長引く可能性があることを知っておく
  • かぜによる鼻水、くしゃみ、せきに対して効果が証明されている薬はないと考えてよい
  • 熱の高さと症状の重さは関係がない(熱が高いから症状が重いというわけではない)
  • 頭痛でつらそうな子供には、アセトアミノフェンならば与えてもよい

すべての人には「自然治癒力」がそなわっています。

体の中に医師と薬局をもっています。

野生動物が自分で病院に行くのをみたことがありますか?

現代医学ではこの本来持っている力を生かすという視点がありません。

中から治ろうとしているのを助けるよりも、外から何かを押さえつけるという方法に偏っています。

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母子手帳のワナ―知られざる母子保健の真実 

こちらも薬をなるべく処方しない先生なのですが

危険な薬剤としてこんな風に紹介しています。

  • 分泌物止め(抗アレルギー剤)
  • 仲間の菌殺し(抗生剤)
  • 消化魔(解熱鎮痛剤)
  • 危険な菌保留剤(止瀉剤※下痢止め)
  • 危険行動誘発剤(タミフル)
  • 免疫抑制剤(ステロイド)

さて、あなたはどのくらい子供に薬を飲ませていますか?

私の周囲では薬はなるべく飲ませないのが当たり前だよねというムードですが

長女が前にいた保育園はジャンキー系のママが多かったので

(紅茶にスティックシュガー7本入れて飲んだり、陣痛促進剤を点滴しながらタバコを吸っていたりw)

「うちの子毎月溶連菌で熱出すのよ〜解熱剤でなんとかさげるんだけど」

という会話が普通に飛び交っています。

季節になるとインフルエンザの予防接種を受けるのが当たり前で

予防接種を受けなかった我が家はとても浮いていました。

薬をたくさん飲んでいる子は、目線が合わないというか行動が不思議な子が多い。

お母さんが気軽に飲ませる薬がどれだけ子供に負担になっているか

その関係がわかっているお母さんが少ないように思います。

必要なクスリを見極められるようなお母さんになってください

とはいえ、何がなんでも薬を飲ませちゃいけないということではありません。

抗生剤や止血剤など急性の症状を抑える薬が登場したおかげで

多くの人の命が救われたことは事実ですし、薬の大きな功績です。

ただ、医師や病院を守るため、製薬会社と仲良しなため、薬が多めに処方されることが多いということは頭に入れておいた方がいいと思います。

薬をなるべく処方しない小児科が近くにあれば良いのですが

全国的にそういう先生は少ないのが現状です。

それならば、お母さん一人一人がある程度病気の知識を持っている方が良いですよね。

子どもに薬を飲ませる前に読む本

 

この本はお母さんみんなに読んでおいて欲しい本。

台所診療所と書いてはありますが、実は活字中毒もむらのおすすめ本屋だったりします。

子供に食べさせるものと同じくらい、気にしてみてほしいです。

 

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