叱り方を知らない親が多い「子育てプリンシプル」奥田健次著


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コラム

こんにちは。5歳2歳の姉妹の母あすかです。

本日の活字中毒書店は「子育てプリンシプル」奥田健次著です。

西原式育児グループの方から教えてもらいました。

奥田さんは「子育てブラックジャック」と言われる、子供の問題行動を解決するプロ。

「目先の損得勘定に気をとられるキリギリスのような親。

将来のことを考えず、今のムードに流されて揺れるクラゲのような親。

そんな大人の子育ては、かなりキケンなものなのです。」

帯のこんなメッセージから始まり、ベースは「子供の叱り方」っていう感じかなと思いました。

私も写真館で働いていて、たくさんのご家族を接客させてもらっていますが

子供の目に余る行動に対して(例えば、カメラをやたらいじるとか、スタジオセットの中に潜り込んで出てこないとか)に対して怒らない親が多いなと感じていました。

私も含めですが、叱り方を知らない親は多いんじゃないかな。

叱り方がわからない親は必見です!

「子育てプリンシプル」目次

  • 親に求められる姿勢
  • 典型的なダメ親とは
  • わが家のルールのつくり方
  • 家庭でのルールの守らせ方
  • 親と子の立場と役割
  • 目指すべき家族のあり方
  • 「子ども」の奥田流分類
  • 自立をうながす育て方
  • ストレスを乗り越えさせる
  • 子育てに役立つ催眠、魔法
  • 失敗経験から学ぶこと
  • 効果的な目標設定の技術
  • うまい叱り方とダメな叱り方
  • 動因と抑制のバランス
  • 公共心と私心
  • 演出家、プロデューサーになる方法
  • 感情コントロールの大切さ
  • 携帯電話

目次だけでなんか、スパイシーな感じがしますよね。

耳が痛い内容も多いと奥田さん自身も冒頭に書いています。

個人的には、叱らない親が多くて、叱り方を知らないんじゃないかな?と思っていて。

で、結果的に成人式なんかでは家族関係最悪な状態で来たりするわけですよ。

親と険悪な成人のお嬢さんが、一度も言葉を発しない、笑わないで撮影終了。

写真を選ぶときには携帯を見ていて写真には目もくれない。

親はそんな娘に「どれがいい?」と気を使う。

親のお金で撮ってるのになんだその態度は!!と。

逆にすっっごく仲の良い家族もいるから、その違いはなんだろう?とずっと考えてて。

そこは、親に子育てのプリンシプル=原理原則 があるかどうかじゃないかなーと思いました。

子どもが友達との約束を破ったら?

私が印象的だったところをご紹介します。

ここでひとつ質問をしましょう。

あなたに13歳の娘がいるとします。

今日仲良しのアキちゃんから借りていた漫画を返す約束をしていたのに、忘れてしまいました。夜の10時になって、アキちゃんから「何か忘れてない?」と連絡がありました。それに対し娘は「ごめんね、漫画だよね。忘れてた」と返事しました。

それできちんと誤ったつもりで、明日学校で返せば大丈夫だと思っていたのです。

でも次のアキちゃんの言葉から、どうしても今日返して欲しいと思っていること、すごく怒っていることがわかったとします。

そこでお母さんに相談にきました。

「誤ったけど許してくれないみたい。どうしたらいい?」

どうしますか?考えてみてください。

という問い。
さて、あなただったらどんな行動をとりますか?

 

バーバラ・コロローソというアメリカの臨床家は、3つの家族のあり方を示していて

ここで親がどんな行動をとるかで

  • 煉瓦塀家族
  • クラゲ家族
  • 土台家族 

と分かれます。

私のイメージは、煉瓦塀家族は、一方的で親の意見は絶対!という親。

クラゲ家族はその場のムードに流されて、昨日と今日でいうことが違う親。

土台家族は柔軟だけどしっかりした考え方のルールがある親。

この話は、親が誠意を見せようよって話でした。詳しくは読んでみてくださいね。

 

「先に産まれてるんだから、ダメなことは教えてやらなきゃダメだよ」

私の上司(子なし)の名言。

最近は子供の気持ちに寄り添うっていうのが子育ての主流です。

それもものすごいわかるんだけど、時には人がいても叱らないといけない場面があるわけですよ。

昭和のじいさんに怒られてるような感じもしますが、スカッとします。

ぜひ、叱り方に悩んでるお父さんお母さん、読んでみてください。

 

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