田中佳医師新刊「治る人」は命の秘密を知っている これから赤ちゃんを産む人・子育てに悩みがある人に伝えたい! 」読みました!

コラム

こんにちは!人よりちょっと知りたがりの変態、三児の母あすかです!

東京都板橋区にある田中佳(よしみ)先生の新刊、予約して買っちゃいました!

本を要約すると、、

治らない患者に気づいたお医者さんのストーリーです。

田中先生は文章が面白いので、サクサク読めます。笑っちゃうお話もありつつなので、読みやすくておすすめ。引用多めで紹介していきます!

「治らない患者」を前に医療の矛盾に気がついた

第一章 医者だって悩む
-「治らない患者」を前に医療の矛盾に気がついた

章のタイトルからいきなり衝撃!治らない患者に気がつくお医者さんがいる!!

田中先生は脳外科で、救命救急で搬送される患者さんが多く、即手術。脳を損傷されたらタダでは済まないので、元気に家に帰れる人はすごく少なかったそうです。

あまりにも忙しくて、ある日ふと、脳卒中の患者さんを減らすにはどうしたらいいだろう?と考えます。

脳卒中の患者さんは、不摂生を極めた人がほとんど。(暴飲暴食、喫煙の末に高血圧、糖尿病、脂質異常症、この3点セットになった結果動脈硬化が進行して脳卒中を引き起こすというルートができあがっていた)その根源の生活をきちんとすれば、もっと仕事が楽になるはずだ、、と思ったそうです。

 

EM・Xとの出会いで変わった医学観

そんな日々のある日、意識不明で寝たきりの患者さんがいつもの流れで重症肺炎となり、呼吸不全で死を待つのみとなっていました。そのことを家族へ告げると、「助からないのであれば、せめてこれを」とペットボトルを差し出されました。後輩の主治医が、「こんなのを渡されちゃったんですけど」と言って持ってきたのが、比嘉照夫先生が作ったEM・Xでした。それは、「微生物培養エキス」と書いてある清涼飲料水です。普通、医学の粋を尽くしても助からない人が、清涼飲料水を飲んだところで治るわけがないと思うのが当然です。でもどうせダメなら、家族の願いを叶えてあげればいいという結論に至りました。パッケージに1日30ccと書いてあるから、「NG(経鼻胃管栄養」チューブで10ccを3回入れといて」とナースにお願いをして、水に薄めて入れてもらいました。

で、そこから患者さんは死にそうに肩で呼吸をしていたのに、大汗をかいてすやすや眠っている。3日目くらいになると、死の雰囲気が漂ってない。レントゲンを撮ると肺炎像が9割消えている!!
という謎の健康飲料水にたった4日で治されたという経験をしたそうです。

(EM・Xの)講演を聴いた後、医療で治療に行き詰まった患者さんの同意を得てEM・Xを飲ませてみると、みんながみんなではないけれど、何か調子がよくなることがわかるのです。そこから、既存の医療に対する概念が生じてきました。実は、医療が介入しすぎたことにより、患者さんの治る力の足を引っ張ってたんじゃないかという疑いが。

うおーー、そういうお医者さんもいるんだ--と感動しましたw
ということがあって、なるべく薬や検査を減らしてみたそうです。熱が38.5℃を超えたら自動的に解熱剤という刷り込みがあるけど、解熱剤の使用開始を39℃に変えてみたり。
術後の傷を広げて消毒液を塗るのをやめてみたり。

そういうことがあって、医学の方がおかしいんじゃないかとどんどん思うようになっていきました。医療が介入すればするほど患者さんの容態が好転しない。それを体感し、実績もできていく。そうすると、自分がやってきたことが正しいのかという疑念がどんどんと膨らんでいくのでした。手術をして、放射線をかけて、抗がん剤を使うという、当時の悪性腫瘍の三大療法をこういう意識で見たときに、手術はしようがないとして、ほかの2つで救えるものはあまりない。抗がん剤に至っては、実は助けようとして、逆に足を引っ張っているのではないかという感覚に陥っていくのです。

キョエー-このことに気づいてお医者さん続けられるのかな、、と思ったら次項で死にたくなったエピソードですw

人を救おうとしてガイドラインに沿って治療行為をしてきたことが、実は全く逆で、実際は人を殺してきたのではないかという自責の念に押しつぶされていき、単に心臓さえ動いていればよいという医療をやりたくないと思うようになりました。でも日々患者さんが運ばれてきて、病棟でも薬を使わねばならない。他に治る方法があるはずだ。矛盾の中で医療を行い続け、ついに私は、うつ病とパニック障害になってしまいました。病院の入り口か、エレベーターか、医局の部屋か、どこかのドアが見えると、動悸と吐き気に襲われて、寒気で動けなくなる。それが何ヶ月も続いて、ろくに働けず、給料泥棒の状態になると自分の存在価値を見失い、毎日どうやって死のうかと考えるようになりました。
医師ですから、苦しまない死に方は知っていますが、人に迷惑をかけずに死ぬ方法がどうやっても見つからず、結局諦めました。誰にも発見されないとしても、捜索されたら終わりです。ヘリコプターが1回飛んだら400万円、電車を停めたら億というお金がかかる。だから過労死しようと思いましたが、どんなに頑張っても死なない。こんな丈夫な体に産みやがってと、お袋を恨む始末。人って身勝手ですね。

ちょっと長い引用になりましたが、田中先生の文章がおもしろくてww

最終的にオカンを恨むのが面白いw
日々の田中先生のnoteも、コミカルで面白いです。

ハイブリット系お医者さん

田中先生のような、自然治癒力も活かしつつ医療も使う、みたいなハイブリット系のお医者さんは少ないものです。

私の母が乳がんになった時、田中先生のブログを貪るようにして読みました。

9.がん治療でお悩みの方へ綴る《放射線》

病気にならない、ゼロ、というわけにはいかないので、なったときにどうするか。というときにとても心強い存在なんじゃないかと思ってます。
オンラインで健康相談もされているそうです!

↓田中先生のクリニック↓

ときわ台ときわ通りクリニック

本のAmazonリンク貼っておきます〜

「治る人」は命の秘密を知っている これから赤ちゃんを産む人・子育てに悩みがある人に伝えたい! 田中 佳 (著)

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