妊娠・出産は大量出血してるようなモノ!

中医学

こんにちは!人よりちょっと知りたがりの三児の母あすかです。

お母さんのための家庭の医学最強版 オンライン講座「はじめての中医学」を主催したり、西原式育児のオンラインコミュニティを運営しています。

逆子で産まれてきた末っ子も1歳1ヶ月になりました。
ここまでほぼおっぱいのみ。
そろそろ自分で歩きそうな予感で、歩行器みたいなもので日々遊んでます。さすがに歩くレベルの子供の体力に、おっぱいの供給が追いつかない感じ。グイグイ吸ってくるので、枯れる。。って感じる時があります(´Д` )
なので、お食事時はミルクを80~100ml作って飲ませて、ミルクキューブを8等分にはさみで切ったモノ(西原チルドレンの間ではこれを「クッキー」と呼んでいる)を猫カフェの餌みたいに食べさせてます。日々、萌え萌えです。

1人目を妊娠したときに一番不安だったのは、とにかく体力でした。
妊娠前は正社員フルタイムで働いてたけど、月に1日は休みに終日寝てる日があるような虚弱体質。妊娠したときは20代だったのに、私妊娠して仕事とかやっていけるんだろうか?っていうものすごい不安がありました。
で、ブログ色々書き始めて模索して、中医学に出会って。
漢方にも色々考え方があると思うけど、私が出会ったのは「補うこと」を重視する先生で、体力を上げてくれる「十全大補湯」っていう漢方を教えてもらいました。
十全アリの妊娠出産と、ナシの妊娠出産両方経験してみて、良かったことがありすぎたので全力でオススメしたいと思って記事にまとめてみました!

妊娠出産は大量出血してるようなもの

妊娠中は、赤ちゃんを形作り、授乳中は母乳を出す。どちらも血からできていて、大量出血してるようなモノです。
現代栄養学の観点からいくと、血が足りないなら栄養を入れたらいいじゃないかと思いますよね。鉄材とか、レバーとか、プルーンとか。
中医学のセカイでは、気がすべての最優先であり、決定権があります。

「気行れば即ち血行る(ちめぐればすなわちちめぐる)」という格言があって、これがもう古代2000年前から言われてることなんですが、気を治すことが大前提。
現代医学では血行という言葉を盗み、気行という言葉を見えないから抹殺。
元々は気行と血行でワンセット。
血行・血流がが大事っていうのは浸透してるけど、血だけあっても気が無いと食べたものを血に変換することもできないし、できあがった血を体中に運ぶこともできない。

血行&気行を助けてくれるのが十全大補湯という漢方。

実はすごく弱った人の漢方で、手術後とか、子供とか、産前産後の人向け。
これはどういう内容かというと、十全大補湯という名の通り、10個全部生薬が入ってますよ、という意味で

気を補う四君子湯(しくんしとう)

血を補う四物湯(しもつとう)

肺をいっぱい動かす黄耆(おうぎ)

肉をあっためる桂枝(けいし)

こんな内容になってます。
四君子湯、四物湯は単独の漢方があります。

私はコレを妊娠中からずーっと飲んでます。
ツムラとかオースギとか、病院で出してもらえるようなのを月1,000円ちょっとで出してもらってます。

十全ありの妊娠出産で一番大きな違いと言えば、末っ子長男は逆子で自然分娩で産まれてきたこと。

関連記事逆子を自然分娩しました【体験談】

逆子といえば冷えとか、色々原因はあるけど、何をしても頑なに動かなかったんですが。産まれてきてみたらへその緒がほぼ卵膜癒着の状態でした。(胎盤の超端っこギリギリにへその緒がついてた)
栄養がうまく供給されずに育たない可能性もあって、未熟児とか低体重児になる可能性もあったんですが、3,000g以上のしっかりした状態で産まれてきてくれたので、これは中医学のおかげだろうと思ってます。

一人目の時は妊娠中に高血圧になったり、色々ありました。お産は医療介入が少なく、自力で産める方が母体のダメージは少ないのかなと3人産んでみて感じた次第です。

十全大補湯的なモノ

漢方は生薬を長時間煎じてエキスにしたものなので、効率よくとれるんですが、初めて聞く人にとってはハードルが高買ったりするのかなと思うので、薬膳から見た十全大補湯的なモノを紹介します。

その一つが参鶏湯。

サム=高麗人参
ゲ=鶏
タン=スープ
という意味の韓国料理で、高麗人参、ナツメ、枸子(杏仁豆腐の上に乗ってる赤いやつね)、ニンニク、餅米を丸鶏に詰めて煮込んだもの。カルディに売ってるサムゲタンが1キロ1,000円くらいで、骨までホロッホロに煮込んであって、味付けナシなので自分で自由に味を調整できるレトルト食品。


味がダメな人もいると思うんですが、私の周辺だと夫以外は全員大好き。
肝血を補う鶏肉、枸子、ナツメ、気を補う高麗人参、餅米。っていうフルメンバーそろってます。

高麗人参と枸子とナツメも気と血を補ってくれる主要メンバーで、中医学の先生のウチに行くと紅茶とかルイボスティーに2、3粒ずつ入れて出してもらってます。
出産後にオンラインサロンアンテナのメンバーに高麗人参、枸子、ナツメなどをいただいたんですが結局1年経ってもほぼ毎日欠かさず飲んでるかな。人参はホントに元気になるから欠かせないし、カラダに必要だから美味しい。美味しくないと続かないしね。。

妊娠・出産は体力=気と血が重要!

とにかく一人目を妊娠したときは体力のなさが不安でした。
体力=筋肉だと思ってたけど、運動もしてなかったので。
これから歳をとるにつれて体力は下がる一方だから、一秒でも若く次の子を産まなきゃって焦ってました。
でも、体力を底上げしてくれるっていう中医学の考え方に出会って、三人目はアラフォー出産でしたが三人目の出産が一番不安が少なかったなって振り返って思います。

病院や漢方クリニックではなかなか十全を出してもらえないっていうデメリットもあるんですが、是非とも気合いで!w処方してもらってください。

ではまた!

▷いよいよアナタは魔女になる!中医学実践コース 次回は「頭痛」がテーマです!

頭痛もおかま被ってるような痛み、刺すような痛み、側頭部が痛い、など色々あると思います。こっちのセカイから見ると「それ、脳梗塞の前触れの頭痛だよ、、やばいよ。。」っていうのも症状聞いてるだけでわかっちゃったりします。

おいでませ、魔女母の世界へ〜

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十全をどう入手するか、主婦の知恵が集まってます!

 

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